祝出版!トークイベント
佐藤剛さんが美輪明宏とヨイトマケの唄を出版されたのでそのトークイベントに本日行って参りました。本にサインもいただきました。わーい!
この出会いがあそこに繋がってこの時代の影響がここに出て、とどんどん仮説が検証されていく様は、すごくリッチな快楽のようで、少し羨ましく思いました。
天才は必ずチームプレーであるとか、自分だって並走してくれる人がいないとここまでできないとかも、仰っていて、そこは少し救われるような思いでした。
お話の合間に2曲ほど音源も聞かせてもらえました。美輪明宏のバディのようだった中村八大の晩年の編曲とか、当時四分音符の派生のビートしかなかった日本においてボサノヴァ調かつ電子音主体の仕上がりとか。今聞いてもめっちゃかっこいい!
歌謡曲は本質的には一人の呟きだから合唱できない、とも仰っていました。美空ひばりが当時誰からも受け入れられたのは戦後取り残された人々がみんな一人だったから、だそうです。巡り巡って、今の時代に合うのかもしれません。
会場からの質問に答える時間もあり、美輪明宏が提唱している受け手の資質の話が出ました。
若い時は素直さだけでいいけど、歳を重ねると無駄な知識も沢山得る中で、良いものを良いと判断できる教養が必要になってくる、とのことでした。
教養って何だろうね。教養って言うと大袈裟かな、と佐藤剛さんも仰ってはいたけどここで求められているのは明らかに教養だなと。教養…。
今取り組んでいるのは阿久悠だそうです。阿久悠は日本最大のロックンローラーだった!とのこと。音から詞を作っているのだとか。次回作もとても楽しみです。
あれだけ世に沢山の曲やアーティストを送り出している人でも、受け取られ方はよくわからないってきっぱり言うんだなあ、と思いました。実績積んだからこそあれだけきっぱり言えるのかなあ、とも思いました。
このわからなさが面白いんだろうなあ。面白いらしいことは頭ではふーんと思うんだけどなあ。渦中は大変だよなあ。
本屋で買えってことなのかな…と思ったので当日開場してから購入しましたが、多分事前に買っても読み終わらなかったに違いない、と思いながらの参加でした。濃さが凄いって言ってた。すごそう。一次資料たりえるって言ってた。すごそう。
形にするのが大事って言われたので拙くても何か書いてみようと思った次第でした。
録音撮影OKだったのですが私は特になにも残していなかったので記憶だけを頼りに書いています。曲解してたらすみません…
よくわかんないけどタグもつけてみる。ちょっとやってみたかったんです。