前前前職【ヨーロッパ旅行日記③】
ゲストハウスに到着。
結局ここでは合計で4泊させてもらう事になった。
その間いろんな方に会う事ができた。
この後、小分けにここのゲストハウスで聞いた話やらで日記回数を稼ごうという魂胆ではあるのだけれど、
そのうちの一人の方との縁が奇跡的だった。。
ドミトリーで隣のベッドにいた彼は関西出身で話がとても上手かった。
僕とほぼ同年代。
バックパックで世界一周をはじめて既に10ヶ月になるらしく、
その道程で今パリに来ていた。
ちなみに彼のバックパックは前回、重たいと話した
僕の逆こぶ平のバックパックよりふた周りくらい大きかった。
それを背負って世界を回ってる彼の横で、
あんなので重いといっていた自分に
逆こぶ平、いや、逆水平を食らわしてやりたい。
で、いろんな話をしている最中に、
世界旅行に出る前はなんの仕事してたのか?
という彼の前職の話になり、
「たぶん当たらない、日本でたぶん100人もいない営業。」
というクイズになった。
一応端くれにも、
前々職では求人畑にいた自分だ。
何の職業だったか?
についてはなんとか当ててやろうと思ったのだけど
正解できず。。
で、彼の何の仕事してたのか?
の正解は
「お寺相手の仕事。お坊さん相手に営業してた」との事。
そ、、それ俺の前前前職!!!!
「僕もむかーし、お坊さん相手の仕事やったですよ。」
という話で盛り上がる。
聞くところ彼は京都のお寺相手に営業をしていたらしい。
京都はお寺業界のメジャーリーグである。
そこで袈裟担当のばりばりの営業だったらしい。。
袈裟はあつかった事なかったから全然知らなかったけど、
宗派等によって袈裟の種類が違うから
袈裟ひとつとっても知識がたくさんいるらしい。
そんなこんなで
、パリに来て、生まれて初めての仏具関係の人に会った。
前前職のリクルートの入社の面接で担当の方に
「今まで1000人以上中途採用面接してきたけど、
仏具作ってたって人間は初めてだなぁ。」
と言われた事がある。
そんくらい出会う機会がない。
(…まぁ、仏具作ってた人がその後リクルート行くパターンが少ないだけという事もあるかもしれないけど。。)
「君の前前前世から僕は君を探し始めてたよ」と
別の洋次郎が歌ってたけど、
日本にいて一度も会った事無かった前前前職の同業者さんには
探す事無く、こんな遠い異国の地で隣のベッドになる事ができました。
ぜんぜんぜんヨーロッパの事書かないヨーロッパ日記、
まだまだつづく。