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生活を愛するということ

2024/11/17
てんき めちゃ晴れ
きもち めちゃアガる

待ちに待った、Cody Lee のライブ。
I want to be a flower というツアータイトルは「下高井戸に春が降る」という楽曲のワンフレーズ。
この曲を聴くと、コンビニに行く途中の植木の花なんかに目がうつる。小さな花に気がつくようになった。

【SET LIST】
NOT WAR, MORE SEIKATSU
涙を隠して(Boys Don't Cry)
LOVE SONG
ほんの気持ちですが!
W.A.N.
ストロベリーエンジェル
Don'tSayGoodbye~
真夏のジャイガンティック
愛してますっ!
東京
烏托邦
悶々
DANCE扁桃体 
1096
世田谷代田
イエロー
生活
下高井戸に春が降る
君の彼氏になりたい
我愛你
When I was cityboy

とにかく、ライブに来ることができたというだけで嬉しくて高鳴る胸。正直なところ、尾崎リノちゃんが卒業してサポート体制になってからというもの、寂しさを感じてしまい抜けた穴を受け入れることができていなかった。
いやまあ語ってはいるが実際にライブに行ったのなんて、2022年5月7日に名古屋RENY limitedだけという、情けないような実態なのだけれど。

人生初めてのバンドのライブだった


だけどその日以降私の生活にはCody Leeが常にそばにいてくれた。恋しても失恋しても何もない日も掃除の日も料理作るときも洗濯するときも、毎日飽きずに曲を聴いていたので、大変失礼ではあるがリノちゃん以外の歌声に軽い抵抗があった。

フジファブリックのWater Lily Flowerが流れ終わるのを待ち18:04頃だったろうか、ついにNOT WAR,MORE SEIKATSUがEX THEATERを包む。
その瞬間何故かわからないけど涙が込み上げてしまって、ボロボロに泣いた。訳わかんなかった。
訳わかんないけど、斜め前の女の子はめちゃめちゃ泣いてたし、通路を挟んだ先の子も、目が潤んでいた。
音楽の力ってすごいなと思いながら、先ほどの懸念なんてブワッと飛んでいくのを感じた。
あ、ふつーにCody Leeだわ。そう、思った。
リノちゃんのいるCody Leeも、サポートメンバーが支えてくれるCody Leeも、本質は何も変わらないよね、と。浅はかな不安だったなと、一瞬で生まれ変わることができた。大変申し訳ありませんすぎた。

そんな声はたくさんあったのかな。
響くんがリノちゃんが卒業してからたくさん悩んだと言っていた。確かに伸び悩んでいることについての焦りをよく呟いていたので、大変だったなと、また泣く。
たくさんの苦難を乗り越えてきたCody Lee。
響くんが何度も、「生きてまた会いましょう」「長生きしよう」と言うので、本当にそう願っているのは私たちだよと心でつぶやく。
きっと誰よりも繊細に心を配っている響くんだから、そんな彼が言う人生や生活についての言葉がずっしりと重く、たくましく感じるとともに、本当に彼らにはずっとずっと好きな音楽を生み出して幸せに生きてほしいと願った。
そんな中の結婚発表だったから、本当に嬉しくて、更に泣く。
みんな保護者のように、響くんの結婚をお祝いしていた。
まさに病めるときも健やかなるときもそばに居てくれるのであろう響くんの恋人の存在に感謝する。どんな人かは全くわからないが、歌詞を聞いているとなんとなくわかる、運命的な、生活のパートナーなんだろうと感じていた。本当に、お幸せ。最高の2人だと、たぶんみんな思っている。

タンスの奥で埃を被った昔お気に入りだったTシャツみたいな存在でいいと言う響くんだけど(めっちゃそういうTシャツあると間の手をするニシマさんがおもろい)。
響くんの書く詩は生活の些細な幸せを感じさせてくれるすばらしいラッキーアイテムだと私は感じているので、それに対しては首を横に振ってしまった。
隣の李gals2人も、んな訳ないよねめっちゃ好きだし!って言ってた。

道端の花や、ポストや、風景それぞれを思い出として鮮明に描く歌詞。歌詞を聞くと駅から歩いて帰った学生時代や、何気なく歩く道の風景を思い出すことができる。
特に、「縁石歩く君とのハネムーン」と言う歌詞が好きすぎて絶対に縁石を歩く。

純愛に満ちた歌詞。
生きることを誰よりも大切にしている人でないと書けない、くどくなく、わざとらしくもなく、生活の一部の歌詞。

時々人生嫌になることもあるし、ムカつくことばっかりだけど。
これからもCody Leeがそばにいてくれたら、どんなことだって、愛することができるだろうなと。

とにかくパワーをもらえたライブだった。

ありがとう、Cody Lee。

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