夫婦で違いを補い合うと、良い加減になる
私と夫は基本的な価値観は結構似ていると思うのですが、やはり違いもあります。
ただ、その違いは”お互いを補い合えるもの”と捉えると、とてもいい感じだなと思ったことを書いてみようと思います。
私と夫の違い
私はせっかちなのですが、ギリギリになって行動を起こしがちです。
一方で、夫はエンジニアらしく、様々な可能性を予測し、前もって動くタイプです。
例えば、国内線の飛行機に乗るためにいつ自宅を出るかを相談すると、私は搭乗ゲートが閉まる少し前に着く時間を提案し、夫は空港に2時間前着を提案します。
国際線ならまだしも、国内線で2時間前着は早過ぎる!と私は伝えると、夫は交通のトラブルがあるかもしれないし、早く着いた方が落ち着くと答えます。
私は賞味期限がしばらく切れていても大丈夫と思って、しばらく冷蔵庫に入れているのですが、夫は賞味期限が過ぎると食べたがりません(知らずに食べているときは、黙っています。。)。
私は食事の質や添加物等の安全性は結構意識していますが、夫は確かに仕事で忙しいため、時短重視で安全云々よりも、手軽さを軽視しがちで、健康面に不安があります。
これらはほんの一部で、これまで違った人生を歩んできたこともあり、様々な違いがあります。
違いを補い合った結果
空港への到着時間は、相談の結果、出発1時間前くらいに到着する所に大体落ち着きます。
賞味期限に関しては、夫は過ぎたとわかったものは食べませんが、私もだいぶ過ぎたものはやめておこうと思えるようになりました。笑
食事に関しては、私も夫もは基本的な考えは変わりません。
しかし、私が時々夫が考える手軽な食事をしてメリットを感じてみたり、夫は私が作った栄養面が優れて安全な食事を食べることで、栄養面やカロリー面でのリカバーが可能になっています。
このように、お互いの考えを聞いて、受け入れつつ、妥協点を探すことを繰り返していると、お互いにとって”良い加減”が見つかるようになるのだと感じています。
違いを補い合う上で大事にしていること
ただ、結婚した当初は、なかなかお互いのちょっとした違いをうまく処理することができていなかったのですが、徐々にできるようになってきた気がします。
振り返ってみて、補い合う上で大事と思ったことは以下でしょうか。
●まず、相手の考えをよく聞き、理解しようとすること
●相手を変えようとするのではなく、お互いにとって受け入れられるポイントを一緒に考えながら探すこと
これは意識しながらやったというよりも、振り返ってみればこうだったかなという感じで、私よりも明らかに夫のリードのおかげです。
私は自分の考えを主張し、相手の考えや行動を変えようとしがちだったのですが、夫が粘り強く、どのようにすればお互いにとって良いかを考えようと繰り返し相談してくれたおかげと思います。
特に、”相手をまず理解しようとすること”、”相手を変えようとしないこと”に加えて、”自分の考えはベストとは限らない”という考え方は特に大事だと今は強く思います。
もし、夫から、私の行動を変えようと、あの手この手で様々なことを提案されていたら、お互いにとって良いと思えるポイントには至れておらず、どちらかが我慢しながら過ごすという状況が起きていたかもしれません。
仕事や育児にもこの考えを活かしてみる
この気づきは、そのまま仕事にも、子どもとのやり取りにも活かせると思いました。
仕事で関わる人たちも、自分の子どもも、皆がそれぞれ違う価値観や考え方を持っているので、様々な違いを感じることが発生します。
その時に、自分は正解、相手は間違っている、と捉えてしまうと、
相手との関係性が悪くなるだけでなく、自分の偏っているかもしれない考え方をアップデートする機会を逃すことにもつながります。
むしろ、自分がこだわっている考え方を打ち破ることができると、新たな発見があるかもしれません。
そして、相手との違いをうまく補い合ったり、良いポイントを探すためには、違いをスタートにした対話が不可欠なので、”まずは相手の考えを知ろう”というスタンスで話をすることが、どのような環境でも大事と実感しています。
ついつい自分に余裕がないと、”自分は正しい、相手は間違っている”の方向に頭が動いてしまうので、相手との違いを感じた時は、まずは一呼吸おいて、相手を理解することから始めようと考えている今日この頃です。
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