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日々の振り返りを始めて、実感していること

「日々の振り返りは社会人の成長にとても有用」という話を、尊敬する方から以前聞き、実行したいと思いつつ、うまく続かない状態で月日が流れていました。

そんな時に、伊藤羊一さんが書かれた以下の本を読み、当日から実践してみたところ、楽しく3週間続けられています。

振り返りの方法について、私はこれまで試行錯誤してきていなかったのですが、本書では著者の伊藤さんの試行錯誤の賜物と言える方法が紹介されています。
とても簡単なので、続けやすく、日々様々気づきが得られることが興味深いので、今後も楽しく続けられそうです。

ちなみに、伊藤さんが提案してくれている振り返りのフォーマットは、アメリカの教育理論家であるデイビッド・A・コルブの提唱する「経験学習モデル」のフレームワークの考え方が元になっています。
これは、日々の業務をこなすことの連続だけでは成長は難しく、経験したことを「これはどういうことか」と振り返り(内省的観察)、自分の中で言語化(概念化)し、それを使って次のチャレンジをしていく(能動的実験)というサイクルが成長には重要だという考え方です。

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最近では、日々の振り返りに加えて、気になったことや、ふとした疑問も書き留めています。

ちなみに、振り返りは、上記著者の伊藤さんがすすめていた、DayOneというアプリの有料会員(年間3,800円)になって、PCと同期させながら使っています。
このアプリは有料ですが、とても使いやすく、見た目も良く、非常に気に入っています!
特に、PC版は1週間分の振り返りをする時に、入力画面を見ながら、新たな入力画面を立ち上げられるので重宝しています。

3週間続けてみて、実感していることは色々ありますが、特にコレ!というものを3つ挙げてみました。

自分の関心や大事にしていることが分かるようになった

ちょうど今後のキャリアを考えている所なので、自分の関心が分かるのは選択肢を考える上で有用と感じています。
また、自分の関心や大事にしていることが分かると、やりたいことがうっすらと見え始めるので、やるべきこと、やめたほうがいいことも自ずと明らかになってきます。
おかげで、自分の日々の行動の取捨選択がスムーズになり、さらにやりたいことをやれている実感にもつながっています

成長実感が得られ、理想の方向に行動を強化できる実感がある

上手くいったことは嬉しいので、振り返りに書くことが多くなります。
すると、何が良かったか自然と振り返ることになるので、良かった行動が明らかに強化され、次につながっているように思います。

同時に、やめたい行動も書くようにしているのですが、具体的な対策を考えて実行することで、行動抑制につながっている気がします。
例えば、先週は「疲れている時にSNSをダラダラ見ない。代わりに、寝るか、お風呂に入るか、読書する!」と書きました。
1週間後に振り返ると、この1週間はダラダラSNSが無くなっていました!!

気づきの感度が高まる

これは、日に日に実感しています。
ちょっとした自分の判断や考えていることに対し、
「自分が今こう判断したのはこういうことが背景にあったのかも!」
「自分がさっきこう考えていたことから、自分はこういうことを大事にしていたことに気づいた!」
という感じのことが、頻発するようになってきました。

すなわち、以前は全く気にしていなかった些細なことが、実は自分にとって大事なことにつながっていたことに気付けるようになってきました。
この変化は自分としても、とても興味深い変化です。
こういったことを繰り返していると、うーんと机の前で考えるよりも、リスクの少ないことはまずやってみて、自分の気づきを元に次につなげる方が良い結果に速くたどり着ける気がしています。

1週間ごとの振り返り(中振り返り)で、大事な気づきが定着する

書いた時はとても印象に残っているのですが、週明けに1週間分を振り返ってみると、かなり忘れていることに気づきます。
まとめて振り返ることで、自分にとって大事なことを再確認できるので、気づきが定着しやすいように思います。

また、1週間前の中振り返りも見返すことで、やろうと思っていたけれどやれていないことに気づいたり、自分の進歩に気づいたりと、いい方向に自分の行動が積み上がっている実感を得られています。

たった3週間で本当に様々な効果を実感しています。
引き続き、継続しながら、自分の成長や進歩を楽しみたいと思っています。



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