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白いこと、変化すること(日記だったもの)

・先日雪が降った。寒すぎた。気圧のせいでしっかり偏頭痛になっていたが、雨じゃなかっただけマシなのかもしれない。

・雪の日の中央線、なんかとても良かった。年に一回くらいこの気持ちを体験したい。年に一回でいいです。

・寒いと寂しいから一緒にいたいと彼氏に言ったら頷いてくれたので、ここ数日ずっと一緒にいる。文章を書く以外の生産的な活動を僕はしておらず、申し訳なさすぎて夕飯を作ってみたりした。なぜか毎回味がちょっと足りなくて、課題がたくさん見つかる。自分が担当した穴だらけのデザインかと思った…。でもごま油を足すことで大体なんとかなったのでごま油は偉大です。

・8日の朝起きても、雪はまだ積もっていた。朝ごはんを買いに彼氏と二人でコンビニに行く。朝日が白に反射して綺麗だ。その光に照らされる好きな人の顔はもっと綺麗だった。手を繋いで歩いたこの朝を、僕はきっと時々思い出してはニヤニヤするんだと思う。その事実で既にニヤニヤしているけど。
そして静岡県民の僕、滅多に見ない雪にテンションが上がりすぎて彼氏にニコニコされるの巻。
僕は本当に「雪だ〜〜〜〜!!!」と言います。

・普段聞かない、雪を踏んだ時のぎゅっぎゅっという音が面白くて、一歩ずつ大事に歩いた。昼には解け切ってしまうかもと思うと、雪とは無縁の地域出身の僕にはとても貴重な時間だ。雪は全部を特別にする。普段無いものがある景色、大好きで愛おしい。

・お昼には彼氏と共に近くの喫茶店(ずっと行きたかったお店が近所だった)に行き、紅茶とトースト(彼氏はコーヒーとトースト)を頂いた。窓の外に雪を見ながら、暖かい店内で好きな人と同じ時間を過ごす。こんなに幸せなことが他にあるだろうか。

・雪が降ってる日は、街がいつもより静かな気がする。そしてなんだか違う場所のように思えた。
雪の積もった屋根、自動車、自転車、郵便受け、垣根、椿、ニット帽、コート、そして道。
いろんなものが新しい。
まあ全てのものは毎日新しいのだけれど(その日のそれはその日にしか無いから)、全部が白いとその感覚がより一層強くなる気がする。白いことを新しいと思ってしまう節があるのかもしれない。

・いつもと違うこととか変化って面白い。
僕は本来あるべき場所じゃない場所にあるもの、変わりゆくものが大好きだ。改めて考えてみると、どうして僕はこれが好きなんだろう。

・〜考え中〜

・なんか、「あ、いつもと違うな」と思ってそわそわする気持ちが心地良いのかもしれない。
知らない人間しかいない環境に飛び込むのもすごく好き。入学前とかのあの絶妙な緊張感、クセになる。
変わりゆく景色、変わりゆく気持ち、変わりゆく時間。
全部愛しくて美しいと思う。

・早く春のそわそわを味わいたい。桜が咲く前ってどきどきするんだ。

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