モザンビークで働いていて最近ショックだったこと
先回の投稿時より、二名の方から一万円のご支援を、一名の方から5.500メティカル(モザンビークの通貨)のご支援をいただきました。大変ありがとうございます。大切に使わさせて頂きます。
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2月23日は天皇誕生日で、その前日の22日に大使館主催の天皇誕生日と新任大使の就任を祝うパーティーが行われていた、というのをパーティーが終わってから知った。海外の特に日本人が少ない国に住んでいる日本人にとって関係者が集まる機会は結構貴重で、こういうパーティーで交流を深めて仕事につながったりするときもある、らしい。とはいえ呼ばれなければ始まらない。こういうパーティーに呼ばれないということは大使館にとって、私は特にいらない人というか、ひょっとしたら危険人物扱いされている可能性もあるが何か迷惑をかけた記憶はないので単純に重要性が低い人なのだろうと思う。モザンビークの日本人は150人ぐらいしかいないのに。大使館にとって呼んで特にメリットはないかもしれないが呼ばなくてデメリットは多分ないので単に事務的なミスで呼ばれなかったということもあり得る。
より大きな問題は、日本人がたくさん集まるパーティーが終わってから、そういうパーティーがあったことを知る状況だと思う。たぶん日本人との関係性構築に失敗している。天皇誕生日のパーティーがあったというのもパーティーに参加したモザンビーク人に聞いた。どうやら人付き合いが偏っているらしいと反省した。悲しいが現実を受け入れてまたスタートするしかない。
あと期待値が高かった助成金に落ちた。100万円の助成金だったのだが落ちてしまった。全く根拠なくこの申請は採用されるものだと勘違いしていたらしく落ちてビックリしてしまった。思い込みというのは怖い。当たり前だが基本は落ちる。とりあえず削減できそうな生活コストはガッと削るようにした。コストを削って改めて試算をしてこのままのペースでお金が溶けると、出費にもよるがだいたい早くて8月、甘めに見て10月に日本側とモザンビーク側の貯金が無くなって立ち行かなくなる。JICAからのお金は、領収書提出後に振り込まれる形で四半期ごとに清算を行う。活動の最初期(今の時期)にJICAの資金で清算できる支出が集中するようにしておけばよかったのだがそういう知恵もなく一年かけて平均的にお金を使う形にしてしまった。
子どもの数を増やす、助成金の申請頻度を増やす、noteの更新を継続する、自分で稼ぐことができる仕事を探す、が今できる対策で、特に助成金の申請頻度を高めたいと思っている。日本の助成情報が集まったサイトを検索しているが応募できる案件がほぼないのでもっと視野を広げていきたい。これからはモザンビークにある各国の大使館を当たる。
昨年の1月からマッチングアプリを利用した婚活をやっているのだが、いい感じだと思っていた人にフラれてしまった。「新しい友人に出会うためにTinder(マッチングアプリの名前)を使っているのでそういうつもりはない」ということだった。より正確には「そういうつもりはないが相手によりけり」なのだろうが。残念だったのだが、偶然その子の幼馴染に会うことになり、偶然その幼馴染が幼稚園を経営して5年目ぐらいということが分かり、しかも障害がある子を主に受け入れている幼稚園ということも分かって後日お話しすることになって月曜に話してきた。1時間以上ほぼノンストップで特別支援教育を実践する幼稚園開園の経緯や運営のノウハウ、寄付の募り方、助成金の探し方、今後の展望など、話すというよりもレクチャーを受ける感じだった。彼女の場合アメリカで特別教育の学士号を取得しており、その時のツテでアメリカの寄付チャンネルが使えるらしい。彼女の5年間の苦労の結晶である超実践的なノウハウを怒涛のごとく浴びてすっきりして勇気が出てきた。滝行を経たかのようだった。滝行をやったことはないが。
モザンビークの首都マプトは最近40度の酷暑が続いている。水道管が熱くて冷水を出しても湯が出てくる。水圧の強いシャワーで冷たい水をガーっと浴びてさっぱりしたい。
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