#151 悪魔の証明
8月が終わりますね。最近は大分気温も落ち着いてきて、在宅でもエアコンをかけずに1日を過ごせる、という日も増えてきました。「秋っぽくなってきたね」と同僚と話していると、また夏の暑さがぶり返してきて、そういう時に限って出社する必要が出てきたり。
で、そういう時に限って。
ん?
んん??
おおー…。
買えました。
やー、あるとこにはあるのね。
先月にね。「ゲームしたぁい…」という記事を書いたらこうなりました。物欲センサーが正の方向で働いたのはじめてだ。
世界情勢で5,500円の値上げがついこないだ発表されたPS5。これまで順当にコストカットなどして値下げしていった歴史を考えると異例の決断です。まだ手に入れられていない人への心証はともかく、仕方ないっちゃあ仕方ないとは思うのですよね。半導体不足だってここまで長引くどころか悪化するとは、当時は予想だにしていなかったし。
それにしてももうちょっとどうにか出来なかったのかとは思います。一応日本でもPS4を上回るペースで普及しているということ(PS4の時も日本で伸びてきたのは薄型&値下げ&ソフトが充実してきた2016年下半期ぐらいだったし)なのですが、抽選販売に申し込む or ヨドバシとかでカードを作る、などしてようやく手に入れられるという努力を踏まないといけない現状は健全とは言い難い。
ウソをつく理由はないのでしょうけれど、「ホントに日本で普及してるの? 転売ヤーに流れているんじゃなくて?」と疑念を持つのも無理のないこと。で、そこで今回の値上げ宣言。まぁ悪循環ですよね。
とはいえ、「じゃあゲーミングPCでいいじゃん」となれる人というのは、その時点でPC組めるお金を持っているわけで。その主張は個人の問題に留めなければフェアじゃあないでしょう。
私は単純にPS4のソフト資産があるから、じゃあその流れでPS5を入手しようと考えていました。『GHOST OF TSUSHIMA』や『DEATH STRANDING』のようなアップグレード&追加コンテンツがあるものは、「どうせこのタイミングで出すならPS5でやりたい」という気持ちでいたので。しかし現状、思い立ったタイミングで購入できないし、かといって時折家電量販店に顔を出して仕入れ状況を確認するというのも億劫だし。別に「PS5? まだ発売されていないでしょ」なんて意地の悪いことを思いはしませんが、ずっとやきもきさせられていました。
長い闘いだった。1年半ぐらい。抽選販売の申し込みを忘れたり、当選(繰り上げ)メールに気付くのが遅れて購入できなかったり、色々あったけれどこうして何とか手に入れることができたし、うん、もう煩わしい思いをしなくていいんだね! という解放感に包まれております。
いやね、この日めっちゃ暑くて。しかも歩きで行ったもんだから、炎天下の下重いコンダラPS5を手に提げて来た道を戻ることになり軽く地獄を見るハメになってですね。排熱処理と静音性のためとはいえ、噂に違わぬデカさと重さです。帰るなり開封の儀よりもまずシャワーを浴びることを優先した程度にはクッタクタになりました。
さて、セッティングも済みましたし。
やるか。『Stray』。
PS5のコントローラ、DualSenseの操作は『Stray』のインストール中に遊んでいたプリインストールのゲーム『ASTRO'S PLAYROOM』で慣らしておきました。×ボタンと○ボタンの操作が入れ替わったことに賛否分かれているそうですが、個人的にはそこまでの違和感は無かった。Aボタンでジャンプ、Bボタンでダッシュの『マリオ』に慣れ親しんでいても、別にBボタンでジャンプのアクションゲームが遊べないということではないでしょう? 最近のタイトルは(というかSFCの『スーパーマリオワールド』でもそうだったけれど)Bボタンジャンプになってるみたいですが。
むしろPS5に最適化されていないPS4のゲームを遊ぼうとした時に○×が旧来のままだったことの方が苦労しましたね。
で、前回「無心でプレイするぞ~」とかほざいておりましたが、実際ゲームを進めようとするのであれば、無心で遊べるわけもない。至極当然のことですね。二転三転して情けない話ですが、そういった余計な気負いは放り出して、単純に「このポストアポカリプスの世界を、猫の視点で冒険するぞ~」ぐらいのゆるっとした気分で楽しむ方に切り替えました。
冒頭の方はまだ住人がいないようですが、いたずらをして困らせてやりましょう。
爪研ぎするとアダプティブトリガーのL2とR2が反応します。振動するだけであんまり爪を研いでいる感はありませんが、まぁいいでしょう。
カーペットでも研いで、ぶちまけたペンキを踏んだ足でカーペットの上を動き回ったり。帰ってきた部屋主の阿鼻叫喚の図が目に浮かびます。
あ、第一村人発見!
第一村人ー!!!
と、こんな具合でわーいわーいと遊んでいたのですが、当初の予想通り、
酔いました。
そりゃあね。三人称視点ではあるのですが画面に対して猫が小さいので3D酔いしやすいんですよね。ドンドン進めていきたいのに、気分が悪くなるから休憩を挟まないと続けられない。
長い内容ではないそうなので、ぼちぼち自分のペースでプレイするとします。
それと、せっかくなのでこちらも。
インターグレード版。PS5でもできるんだこれ。
それにしてもPS4とは大違い。ロードも速いし、やはり一度体験してしまうと元には戻れなくなります。ボス戦の早解きチャレンジも捗ります(それはそれとして、散々言われていることだけどマテリアの付け替えはバトル中にも行えるようにはして欲しい…)。
という具合で、ようやく手にしたPS5。大事に使っていきたいと思います。しかし9月に入るとこれまで以上に忙しくなるし、時間があったとしてもヘトヘトでは遊ぶ気力が残っているかどうかもアレではあるのですけれどね…。
さて、今日はこの記事の後にもう一本、「とはずがたりの夜」も公開する予定です。よろしければそちらもどうぞ。