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はち
2024年3月30日 16:42
12月30日、4日目。7時ごろのアラーム音で目を覚ます。嘔吐と腹痛の夜を超え、知らない間に眠っていた。寝られてよかった。朝日を見るために目覚ましをかけていたのだ。 自分の体調がどうなっているのかがまったくわからず、ベッドの中でどうしようかとさすがに迷ったが、どうしても朝日は見ておきたかった。のっそりとベッドから抜け出す。スノボのウェアに分厚いヒートテック、背中にはホッカイロと、これ以上ないくら
2024年3月25日 00:11
12月29日、3日目。昨晩はすっかり遅くなってしまったが、この日はトビリシより北部に位置する都市、カズベキに行くことにしていた。 カズベキ――正確にはステパンツミンダという――は、標高5,000mを超えるジョージアで3番目に標高の高いカズベキ山に隣接する都市だ。カズベキのハイライトは、標高2,000m以上の地点に位置し、「天国に一番近い教会」と称される、ゲルゲティ教会である。人々が信仰し集う場
2024年3月11日 23:01
※2日目その2。長くなりすぎたので分けました。 早々にシオニ教会を出て、ナリカラ要塞に向かう。ここは、ちょっと急な坂を上らないとたどり着けない(ロープウェーがあるのもうなずける)。石畳の坂をずんずん登ると、入り口にたどり着いた。一本道なのでわかりやすくていい。 要塞を名乗るだけあって、ナリカラ要塞からはトビリシの街が一望できた。ゲルニティ教会には高台がないので、より遠くまで見える。さえぎるも
2024年3月3日 09:19
朝、7:30に目覚ましが鳴った。まだ外は薄暗い。ジョージアは日本より日の出が遅いようだ。 旅先なのにわざわざ目覚ましをかけて起きているのには意味がある。 二日目の今日は、トビリシを歩き回る予定にしていた。ジョージアの首都であるトビリシには、教会を中心とする観光スポットがいくつかあるが、いずれも地下鉄やバス、徒歩で訪れることが可能である。 そして、私が一番行きたかった教会は「ツミンダ・サメ