「界の軌跡」をクリアしたので感想等(ネタバレあり)

PC版の空の軌跡(2004発売)から20年追いかけている日本ファルコムのRPG、軌跡シリーズの最新作「英雄伝説 界の軌跡 -Farewell, O Zemuria-」をクリアしました。


前作の感想

以下、ネタバレありで感想等を発散します。クリアした人だけ見てね。

ネタバレあり注意


























総評

よーーーーーーーやく、話が1mm進んだのは良かった。

その他は良くも悪くも前作までの延長なので、特に感想無し。

新規ファンの獲得を放棄しているように見えているが大丈夫か

キャラも多すぎ、設定も多すぎ、おまけにその設定について説明されずにメタ発言がめちゃめちゃ多い、システムについてのチュートリアルも薄い、という感じで、昔から軌跡シリーズおっかけてる人じゃないと、何もわかんない作品になっちゃってるんじゃないですかね。

黎の軌跡Ⅲ というタイトルに戸惑う事もなかったろうに。大丈夫かな


ストーリー

まあアニエスですよね。最近の軌跡キャラは全然推しがいなかったのですが、久々に好きになりました。
中盤で、いつまでたっても進歩しないヴァンをよそに、踏み込んできたのは「おおお」と思いましたが、それがその後の布石になってしまうとは、、、
まあそうまでしないと、ヴァンさんいつまでもあのままですからね。

なんでそうなっちゃったのかは今作では語られなかったので、何もわからないんですが、次作がヴァンの最終話との事なので、どうまとめてくんですかね。楽しみです。
エンディングの演出から想像すると、まどマギのまどかポジションにアニエスがなって、その残り香を感じ取ったヴァンさんがうんぬん、という感じでしょうか。

久々に女神の至宝が出てきたのも良かったですね。この話進めないと、軌跡全体のストーリーが進まないんで。(後いくつあるか考えると、気が重たくなる)

ヴァンルート以外のお二人は、蛇足かなという印象。
まあサイドストーリーとして特別悪いわけではないんだけど、過去のキャラの使いまわしでボリュームを稼いでる感は否めず。最終話ではルートすらなかったですからね。せっかく鍛えてもラスボスでは出番無し。

キャラ

アニエス!アニエス!あとはおまけ。
(アニエスをこれだけフューチャーするなら、対比としてエレインももっと出してあげるべきだったのでは、、、、)

アークライド探偵事務所のみなさまは、前作までにストーリー回収済みで空気な人たちが多かったですね、、

ケヴィンの久々登場はうれしかったですが、探偵っぽい事やってるだけで終わってしまったので、残念。

その他、操作キャラはめちゃめちゃ多いけど、ストーリー上大きな絡みが無いキャラがほとんど。それでも操作できる事がうれしい人には良いのかもしれないけど、自分はそうじゃないので、うーーん、という感想。せめて、庭城でゲストとして操作できるだけ、という割り切りの方がまだ良かったかな。

最終パーティー

  • ヴァン

    • ハチマキとか巻いて、グレンデル化を常に狙う

  • エレイン

    • ブーストゲージの補充役

  • レン

    • パテル=マテルのSコマンドを使う役

      • パーティーにいれば良いので、控えでもOK

    • パテル=マテルはレン以外にもつけられるけど、空の軌跡からやっているとレン以外には考えられない

あとはSコマンドが切れないように管理しつつ、アイテムで回復するだけなので、誰でも良いです。
本当は回復役にアニエス入れたかったんだけどね。Sクラフトで回復できるのはいざという時に心強い。

戦闘

コマンドバトル

Sコマンドゲー。

Sコマンドがとにかく強くて、前述のパテル=マテルのゴルディアスガードなんて、9割ダメージカットだから、これが効いている場合は死なない。
気をつけるのは、以下のパターン。

  • Sコマンドの上書きしてくるやつ

    • Sコマンド上書き -> 連続攻撃 で運が悪いと瞬殺される。運ゲーなのである程度はしかた無いが、シールドかけておくとかの保険があると安心。

  • ゲストキャラの計算ミス

    • Sコマンドが1の時にSコマンドを上書きする計画で動いていて、ゲストキャラが1にあたるとSコマンドが消える。

  • アーツの計算ミス

    • Sコマンドが1の時にSコマンドを上書きする計画で動いていて、アーツ発動が1にあたるとSコマンドが消える

      • なので、アーツ使いたくなくなる

キャラが多くて、クォーツも強いやつがたくさんという状況なので、全体的に大味。(キャラが多い軌跡にありがち)

敵がかけてくる状態異常が結構強いので、個別対策しないと厳しい敵もいるが、状態異常対策のアクセサリも余るほど手に入るので、対策自体には困らない。

フィールドバトル

前作までと同じく、ある程度攻撃してCPを溜める -> シャード展開 -> Sクラフトぶっぱ 
で解決されるので、作業になる。

音楽

ボスの戦闘が長いくて良く聞くことになるボス戦のBGMが何曲か印象に残りました。
でも、もっと曲数を絞って欲しいという気持ちは前作までと一緒。

サビが頭にのこる

この曲は生ギターで聞きたかったなぁ。


Inevitable struggleのセルフオマージュ(多分)


その他システム面

マイナス面が多いです。制作期間を考えるとしょうがないのはわかるのですが、前作までのマイナス面があまり改善されてないのは残念です。

軌跡構文が気になる

最近ずっとそうですが、「ハンッッッッ」「(それってあの時の…)」「了解(ウーラ)!」みたいなワンパターンな個性的なセリフまわしが多すぎます。

セリフ回しが気になってしまい、肝心の内容が頭に入ってこないです。

リソースの使いまわしがきになる

キャラも敵も街も、前作までの使い回しが多すぎます。色々と理由を作っていますが、「あの時のXXXX!」「そんな、、、あの時に倒したはずでは、、、」みたいなパターンが多すぎます。

ムービーが長い

ハイスピードモードはあるのですが、一部ムービーの早送りができないので、セリフをしゃべり終わるまでは待つ事になります。
大事なシーンならともかく、早くボス戦に入りたいのに「XXXXシャードを発動!備えます」「させません!」みたいなセリフを毎回フルで聞かさせるのは辛いです。

まとめ

話が1mmでも進んだのは良かったです。でも、4部作じゃなくて1部作か2部作くらいの密度で作って欲しいです。

最後のあれで、色々リセットされたジョジョの7部以降みたいな感じになって、少しは整理できると良いですね。

色々厳しい事も書きましたが、俺が生きているうちに完結して欲しいので、引き続き応援しています。



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