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Melgeek made68&交換用カスタムライトバー

この記事は執筆時点でmade68 pro&ultraなどの情報がありませんでした。
現在ではmade68後継機を購入することをおすすめしますが、ぜひ参考程度に読んで頂けると嬉しいです。


今回は、他には見られないようなライトバーを筐体に搭載し、デザインと見た目に全振りのキーボード。かと思いきやまさかの性能もトップレベルだったことが判明し、国内代理店の影響もあって大きな話題を呼んだMelgeek made68をレビューしていきます。

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カタログスペック

キースイッチは独自のkailh製Green Hornetスイッチ。
そしてAPは0.1mm〜、RPは0.1mm〜設定可能。

キースイッチを混合させても正常に動作することを確認済み。

キースイッチをKS20-T Jadeに変更することでRPを0.01mm〜設定することが可能になります。
(9月3日時点でRP0.01mmを使用するには、代理店rabbitのページからベータ版のファームウェアをダウンロードする必要があり、
現在の安定版では0.04mm〜の設定が可能です。)

そしてDual MCUで安定した動作を実現し、自動&手動キャリブレーション、Snap Tap(キルスイッチ)搭載などなど…
それでいて価格は18000円ほど。

外観

筐体奥側にライトバーを搭載しており、ゲームプレイ中はデスク上を明るく彩ってくれます。
(キースイッチのバックライト同様、ソフトウェアよりカラーの変更可)

キーキャップは非透過で、バックライトは隙間からチラッと直接光が見えてくる感じです。
ABS材質とのことですが、2ヶ月ほど使用した現在、テカっていません。

真上から見るとバックライトはあまり目立たない印象

ここで、カタログスペックを紹介した際にはGreen Hornetスイッチを採用していると記載しましたが、販売開始直後にアリエクで購入した自分の個体は、デュアルレールを採用した、
gateron dual-rail magnetic white switch(KS‐20Uの色違い版)
が標準搭載されていました。なお、軸ブレに関しては周知の通り、ブレが大きめ。

底面の調節可能スタンドはなく、少し頼りないゴム足が4つ取り付けられているのみ。

打鍵感、打鍵音

キースイッチの影響を除いたキーボード自体の打鍵感、音でいうとEVAフォームを数枚敷き詰めたような打感で、硬いものに当たるような音ではなく、また反響音はありません。
今回はより軸ブレが少ないKS20とLatenpowいちご軸のキメラを取り付けてみました。

今回使用したキメラスイッチについての記事はこちら

ゲームで使用してみて

実際にVarorantで使用してみました。
打鍵音のところで紹介したキメラスイッチを使用。(WASDのみ糯米飯)
手動キャリブレーションを行い、AP0.1mm、RP0.1mmで使用。(WASDはRT0.01mm)

キャリブレーション機能が優秀なのか、どのキースイッチでもキーの誤動作は一切なし。
もちろん遅延は体感できず。
僅かな押し込みで反応したことで、しっかりと0.1mmで動作しているように感じます。

WASDに関しては、糯米飯スイッチでは0.01mmで安定せず、入力切れが発生しました。これはおそらくスイッチの問題であり、
糯米飯で安定する具合を探ったところ、RT0.03, 0.04mm辺りがいい感じ。

自分の環境で詳細な精度検証を行うことはできませんが、某大手レビュワーさんの検証によれば、3万前後で購入できるHM66よりも高い精度を記録したよう。

ソフトウェア

ソフトウェア&FWのリンクはこちら
日本語でダウンロード手順、ファームウェアアップデートの方法も書いてくれていて、慣れていない人でも導入できるようになっています。

9月3日現在、ベータ版のWebドライバ、ファームウェアが利用でき、ベータ版でのみSnap Tap(キルスイッチ)を設定することが可能です。

webドライバのリマップ設定画面

キーのリマップ、APやラピトリ設定、DKS、ライティングの種類など、様々な設定が行えます。

キーのリマップはすぐにやり方がわかりましたが、ライティングの設定に関してはまだ完全に使いこなせていないかも…??といった使い心地。

ライティング設定画面

分解&ライトバー換装

ライトバーの透過部分は、デフォルトでは紫色のものになっていますが、先日から黒、緑、赤の交換用ライトバーが販売開始。価格は3000円程。


販売されている交換用ライトバーには、

  • 交換用ライトバー本体

  • 六角ネジ用ドライバー

  • サイドのプレート(シルバー)

が入っています。


ライトバー部分は両サイドの4つずつのネジを外すことで取り外し、交換ができるようになっていました。
また、そのネジを外さないと分解ができない構造になっています。
フォームを敷きたい時はサイドのネジも取り外す必要があり、やや面倒。)

さらに、pcbをケースから取り外した時点でテープが切られ、保証が切れるようです。つまり、交換するには保証を犠牲にする必要があるよう。

100均で購入した20種ドライバセットの中には適合するサイズの6角ドライバはありませんでした。

私が購入した黒色のライトバーを取り付けるとこんな感じ。付属のシルバーのサイドプレートの効果もあり、印象がガラッと変わります。

ライトバーの取り外しに関して、

  • PCBを取り外した後、ネジ止めされたUSB-C端子周りの黒いパーツを取り外す。

  • ライトバーは上下ともツメで取り付けられているため、ゆっくりとグラグラさせて取り外す。

こんなところをイメージできた上で作業していただければ上手くいくかと思います。

再現性のない取り外し方になっていますが、配信にて取り外しを行ったので、映像で確認したい方はこちらから。↓↓


終わりに

今回はMelgeek made68をレビューしました。
18000円でRT最短0.01mmの設定が可能、優秀なキャリブレーション精度&動作精度。個人的には様々なキースイッチを混合させて使用できるのが嬉しいところ。
なんと言ってもゲーマー心を理解しきっているかのようなデザイン。
代理店であるRabbitさんのおかげもあり総合的な評価として、デバイスにこだわる人だけでなく、カジュアルなゲーマーさんにもおすすめしたいものに感じました。


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