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drunkdeer A75 proのレビュー
始めに
今回は、新しくdrunkdeerから発売される、A75(以下、無印版と表記)の後継機に当たるA75 pro(以下、Pro版と表記)について紹介していきます。
![](https://assets.st-note.com/img/1707708619264-gkszhG2opo.jpg?width=1200)
先にこのA75 proをまとめておくと、
無印版A75で安っぽさを感じさせていたプラスチックケースをアルミケースに変え、
G65以降に採用された新しい要素、改善版パーツ等を採用したキーボード
です。
この記事では主に無印版との比較の視点でA75 proについて書いていきます。
外観
左がアルミケース換装後の無印版、右がA75 Pro
無印版はキーキャップ、ボリュームノブを交換しています。
![](https://assets.st-note.com/img/1707709591183-y4xoypyDlN.png?width=1200)
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![](https://assets.st-note.com/img/1707709646514-tDWxF35jLQ.png?width=1200)
筐体はPro版の方が薄いです。
それもあってか、無印版アルミケースの重量が2kgを超えるのに対し、A75 proは1050gと大幅に軽くなっています。
![](https://assets.st-note.com/img/1707709853857-oVUR9bbIeB.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1707709683788-pZGvn7WKgC.jpg?width=1200)
アルミの質感は、drunkdeerから発売されている既存のアルミケースと変わりません。
無印版アルミケースにはパーツの接合部等のラインが多くゴツゴツとした見た目なのに対し、
Pro版の筐体はライン等のない、スッキリとした見た目になっています。
高さ調節について、
既存アルミケースではスタンドがなく1段階しか選べませんでしたが、
Pro版ではチルトスタンドがついて、スタンドを立てた状態と立てない状態の2段階の調節ができるようになっています。
また、Pro版ケースではG65以降で採用されていた独自の衝撃吸収構造(スタンドが浮き沈みすることで衝撃を吸収します。)が採用されています。これは打鍵音を吸収してくれますが、打鍵感への影響はほとんどありません。
![](https://assets.st-note.com/img/1707710147543-SxpXEV9buT.jpg?width=1200)
記事執筆時点では、画像のような黒+赤のキーキャップに加えて、灰色+黒のLED非透過キーキャップのモデルもあるようです。
![](https://assets.st-note.com/img/1707664116229-QEzaPCDxv7.jpg?width=1200)
付属品
ケーブルに関しては、無印版では両端USB-CケーブルにC to Aアダプターが付属していましたが、
Pro版には一方はTypeC,一方はTypeAのケーブルのみ付属しています。
また、Pro版のキーボードカバーにはdrunkdeerのロゴがプリントされています。
![](https://assets.st-note.com/img/1707726982154-BU2D1PVx2A.jpg?width=1200)
使用感
性能については無印版と変わりません。
実際に使用してみて、
無印版の底打ち時の甲高い打鍵音から、Pro版では少し高音が抑えられた音に変わっていました。音量も抑えられているように感じました。
無印版ではスタビライザーのカチャカチャ音が指摘されていましたが、こちらもPro版では改善されているように感じました。
(ケース交換については記事の後半で書いています。)
また、無印版でのノブの押し込み時の基盤全体が振動しているような感覚もPro版では抑えられていました。
スタビライザー、ノブの音に関しては、↑の動画とは別の動画で紹介予定。
ソフトウェア
既存のdrunkdeerキーボードと同様にWebドライバーから以下の設定が変更可能です。
・ラピッドトリガーとその感度
・アクチュエーションポイント
・ターボモード
・バックライトの種類と速度、明度
・キーリマップ
![](https://assets.st-note.com/img/1707708402537-47nkBpV7BR.png?width=1200)
キースイッチについて
G60より採用されている、新しく変更が加えられたRAESHA製キースイッチがPro版にも採用されています。(RAESHA製磁気軸 v1)
変更後はステムの十字部分がBOX部分と同じ高さになっています。
※変更前後のキースイッチには互換性があるため、交換することができます。
下の写真の、左キースイッチがPro版、右キースイッチが無印版のキースイッチ。
![](https://assets.st-note.com/img/1707710419144-6HtgXSuwgk.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1707710896366-7PrSsAS2i3.png?width=1200)
A75 Proの分解
A75 Proを分解してみました。
無印版と同じく、ケース裏側からツメを外して開けることができます。
基盤やケースの規格等にA75との違いはなく、A75基盤をProのケースに移したり、またその逆も可能です。
中にはスポンジフォーム(厚さ1.5mm程)、シリコンフォーム(重量130g)が1枚ずつ入っていました。
スポンジフォームに関しては無印版とは異なる、より目が粗いものが入っていました。
![](https://assets.st-note.com/img/1707726623947-ih6Tg6nzjo.jpg?width=1200)
終わりに
自分は、普段ルブ済みのA75を使っていましたが、スタンドの衝撃吸収構造や、内部フォームによる静音化によって高い音が抑えられていることで、ルブをしていない状態のA75 Proの打鍵感も個人的にすごく気に入りました。
また、ケース自体が薄く、高さが低くなったことは一部の人にとってはかなり魅力的に感じると思います。
記事内でも書いたように性能については無印版もPro版も変わらないので、
既にA75を持っている人の場合、
A75が気に入っていて、打鍵感音等の細かいところまで詰めたい。
A75をアルミケースにしたい。
などと感じている人におすすめするキーボードです。
A75を持っていない、またはA75かA75 Proどちらかの購入を検討している人の場合、
価格は大きく変わらないので、A75 Proを強くおすすめします。
こちらで紹介したこと+αの情報を加えて動画化してYouTubeに上げる予定ですので、チャンネル登録よろしくお願いします。
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