Razer viper v3 hyperspeedをレビュー
razer製マウスで廉価版と位置付けられているHyperspeedシリーズであるにも関わらず、購入した人からの高評価率が異常なviper v3 Hyperspeedについてレビューしていきます。
外観
横から見ると分かるように、viper v2 pro等の既存のviperシリーズとは形状が全く違ったものになっています。
ホイール上には充電残量表示LEDがあり、ホイールの下にはDPI変更ボタン(ソフトウェアで割当変更可)があります。
ロゴは本体後部にありますが、LEDで光らない&黒いために目立ちません。
マウス底面には電源スイッチ。またこのHyperspeedシリーズのマウスは乾電池駆動のため、単3電池用のポケットに電池を入れないと使えません。
電池ポケットがあるせいか、センサーはかなり前側にあります。自分の場合は1,2日程慣れる時間が必要でした。
ソールは純白のPTFEのもの。もちろんエッジ処理等は問題なし。
付属品
・レシーバー(1000hz接続用)
・単3アルカリ乾電池
・説明書、ステッカー
色々と最低限って感じの印象で、箱、パッケージを見るとPro版のような高級感は無く、段ボールで衝撃吸収される構造であくまで廉価版だなぁと感じます。
スペック&価格
廉価版と表現しているものの、
センサーはviper v2 proやdeathadder v3 proと同じ、Razer独自のFocus Pro 30k オプティカルセンサー。
左右マウスボタンは第2世代 Razer メカニカルマウススイッチ。
(これはオプティカルスイッチではなくメカニカルなんですねぇ…)
バッテリーは乾電池式ですが、単3アルカリ乾電池で最長280時間の連続使用を謳っています。
そしてAmazonでの販売価格は11800円。
現在、RazerのPro版マウスはAmazonで20000円でお釣りが来るぐらいの価格なため、Pro版の半額で買えるといったところ。
別売りの8kドングルを購入することで8kワイヤレス接続が可能です。
マウス本体
viper v2と比較。
viper形状といえば平たくて高さが低いマウスでしたが、
viper v3はマウス中央から後部にかけて高さがあり、くびれはマウス前方、中央よりやや前目にあるように感じました。
見た目でも持った感じでも、サイドの逆ハの字は若干程度。ですがコーティングが優秀なためか、マウスのグリップに問題はありません。
v2よりもマウス自体が細身であり、マウス後部の広がりも少ないです。
このため、手の平で覆うように持った時にサイドに余裕があるように感じました。
筆者は浅めのつかみ持ちで使用していますが、細身で指先に空間の余裕が生まれて操作がしやすいです。薬指小指を伸ばしてグリップしていますが、逆に曲げてグリップすることもできます。
つまみ持ちもおすすめできますが、他の点を見るとつまみ持ちであればviper v2 proの方が良い選択肢になると思います。
シェルの軋みやたわみ、ボタン、ホイールの取り付け等に問題はなく、ビルドクオリティ100点。
コーティングは優秀で、kimony愛好家の自分もグリップテープは必要ありませんでした。
滑り止め性能はzowieマウスよりも良く、
見た目(手汗等の目立ち)はzowieよりも若干手汗が目立たないレベル。
クリック感など
左右MBは第2世代のRazerメカニカルスイッチ。
マウスボタンのどこを押してもクリック感は同じ。
左右MBもサイドボタンもクリック感は軽め。
ホイールは、考えうる限り浅く握っても深く握っても指が届く良い配置。
スクロールは軽めですがノッチ感は感じられます。
ホイールクリックは誤爆しない程度に硬いですが、つまみ持ち等でも硬すぎると感じることはなさそうです。
ボタンに関して、プリトラベル、ポストトラベルが長すぎることはありません。
重量について
重量に関して、
このマウスの電池無しの重量は実測58g。これに加えて単3電池の重量を加えて使用することになりますが、
少しでも軽量化するために単4リチウム充電池と単4→単3スペーサーを使用することを強くおすすめします。
スペーサーは100均で入手可能です。
左から、
単4リチウム充電池+スペーサー=68g
単4ニッケル水素充電池+スペーサー=72g
単3アルカリ電池=82g
です。
重心に関しては、
単4リチウム充電池+スペーサーを使用した時のみ、ほぼ気にならないです。
しかし、その他のニッケル水素充電池や単3電池を使用すると、電池がマウス本体後部に収納される構造上、重心がかなり後ろになってより重く感じました。
また、電池の持ちについては
自分が使っているリチウム充電池では1回のフル充電で13時間程(4khz動作時)。
ニッケル水素充電池ではもっと長く使えました。
ここは重量と電池の持ちのトレードオフになります。
実際の使用感
まず、Razerの4kワイヤレスを使ってみて、他会社の4khzとは全然違うくらい遅延、通信安定面で詰められてるなぁと。
形状に関しては、マウス中央~後部にかけて高さがあることに加え、くびれがやや前目にあるために、サイズで見るよりもグリップした時に少し大きく感じるかもしれません。また、親指をくびれよりも手前に配置すると変に飛び出ている感覚で違和感を感じる人もいるかもしれません。
ただ細身なこともあってか大型マウスだとは感じませんでした。
ホイールの位置が調整されているのも最適な位置への変更だと感じました。
逆にviper v2のホイール位置は不満を感じないのかな?
終わりに
viper v3 Hyperspeedをレビューしてきました。
つい先日フランスのAmazonでviper v3 Proの商品ページが公開されたという情報が出ていました。
まだリーク段階ですが、近々センサー位置、重量等が調整されたPro版が出たら自分も欲しいぐらいにviper v3 hyperspeedは気に入っています。
ただ、1万で買えるという圧倒的コスパを考えるとPro版が出るのを待たずに、さらには出た後もHyperspeed版を選択するのもありかなと思います。
v3と同じような形状のマウスは現状では他メーカーからも販売されていないと思います。
このviper v3 Hyperspeedは、
8kワイヤレスなどの性能に妥協がせず、Razer製品をより安く試してみたい。
viper v2が小さく感じた、高さが低く感じた。
といった人に特にオススメできるマウスです。
またデバイスにこだわりがない人の中で、
gproxから他大手メーカーのマウスに変えたいといった人
にも様々な面から見ておすすめできるマウスだと感じました。