〜モチベーションの話〜　2025/02/08

　「自分のモチベーションは何か」ということを考えることがある。

　これまでの人生で頑張らなきゃいけないことは様々あった。今もある。恐らくこれからもたくさんあるだろう。そんな中でモチベーションというものを明確にしておかないと中々頑張れない。モチベーションとは、あった方が頑張れるものだ。

　学校での試験や家での勉強、学生時代のアルバイト、日々の運動、毎日の日記、それら全てには大抵何かしらの目的があり、その目的へ到達しようという思いがモチベーションとなる。

　小さなところだと毎日起きるのにもモチベーションが要る、大きなところだと人生そのものにモチベーションが要る。

　このモチベーションというものをふと考える。自分のモチベーションは何か。

　最近はモチベーションの無い人生を送っている気がする。とりあえず毎日続けていること・頑張っていることはあるけれど、それは『とりあえず』やっているだけでモチベーションが高いからやっているわけではない。明確なモチベーションがあれば全てのことをもっと頑張れると思う。

　モチベーションというのは最終的に一つになるものだと思う。小さな事柄のモチベーションは最終目標を達成するための土台に過ぎない。「大金持ちになりたい」という最終目標を持っている人がいたとすれば、大金持ちになるために勉強していい大学に行こうとする。勉強のモチベーションは小さな事柄のモチベーションだ。これは大金持ちになるという最終目標へのモチベーションの一部に過ぎない。

　最終目標を持っている人は、色んなことを頑張れるのだと思う。全ての物事に対して強く根深いモチベーションをうっすらと持つことができる。「大金持ちになりたい」と強く思っている人は、どんな勉強も就活も仕事も頑張れるだろう。

　今の自分には大きな目標が無い。過去の自分には夢や目標があったけれど、今の自分には皆無だ。そのため、中々頑張れない。「やらなきゃ」と思うことはやっているけど、ただそれだけだ。

　とにかく健康に過ごしたいとか、料理研究家になりたいとか、一軒家が欲しいとか、タワマンに住みたいとか、結婚をしてみたいとか、出来るだけ楽に生きたいとか、誰かに尊敬されたいとか、誰かを支えたいとか、高級な車が欲しいとか、綺麗な女性を抱きたいとか、書斎が欲しいとか、天国に行きたいとか。

　そういう大きな目標がなく、モチベーションが湧かない。自分が今やっていることは何のためなのか、この時間は無駄なのか、自分を苦しめてるのか、それとも癒しているのか、それさえもよく分からない気がする。

　このままでは良くないと思うけれど、目標やモチベーションなんて見つけ方が分からない。何をどうすれば頑張れるのかが分からない。

　モチベーションを持っている人が羨ましい。いつか、今すぐにでも自分のモチベーションになることが、もしくは人が、自分の下を訪れてくれないと、このまま枯れて飛んでいってしまう気がする。

　人生　（了）　

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