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〜とても大きなラブホテル〜 2025/01/28

 嫌な予定を終えて相当happy、と思ったけどなんだか頭が痛くて体がtired、緊張もしたしたくさん歩いたし長時間電車に乗った。だから疲れているんだ。

 今日は知らない街に降り立った。知らない街というのは何も知らないのでワクワクする気持ちがある。どこを歩いてもどこを見ても知らないものばかりというのは中々出来ない経験だ。

 大きな道路から少し外れた住宅街を歩いているととても大きなラブホテルがあった。立地的には駅も遠いし近辺の公共交通機関はバスしかないので恐らく車で訪れる人が多いのだろう。

 マジでデカかった。今まで見たラブホテルの中で一番大きかった。正門みたいのがあったし、ガラスに水が流れてるインテリア、『水の壁』みたいなやつがあって豪華だった。世の中は広い。知らない街では自分が見たことないくらい大きいラブホテルに出会える。

 決してアクセスがいい立地ではなかったので、ここでセックスする人はわざわざここまで車で来るのだろう。いい感じの中の人の車に乗って田舎道を移動していたら急に城みたいな建物に連れて行かれたら驚くだろうな。私だったら「なにこれ? 田舎の地主の家?」とか言ってしまいそうだ。

 ラブホテルの多さはその街のいかがわしさを表すと思うけれど、ラブホテルの大きさはその街の健全さを表すのかもしれないと思った。

 街というのは娯楽が多ければ自然と不健全になる。ラブホテルが少ないということは元気な夜の若者はそこに集結する、ラブホテルが大きいということはそこまで土地代が高くないということ、つまりそれなりの田舎、田舎ということは娯楽が少ない、つまり不健全な街ではないということだ。

 ラブホテルという、恋愛やそれ以外の男女の付き合いに生じる過程を明確に確実に処理できる場所があるのは若者にとってもありがたいことだろう。ラブホテルがある街というのは若者に優しく、それはつまり健全とも言えるのだ。

 ラブホテルから街を見る、ラブホテル地理学を考案しようと思う。誰か僕と共に研究活動を進める同志はいませんか。

 ブラタモリの後釜を狙いましょう。名前はそう、『ラブタモリ』


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『藻野菜/@Moroheiya0225』

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