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【詩】空の切り絵
有料エリアは詩を書いた時に思ってたこととか書いたきっかけとかです。投げ銭感覚で読んでください。
一年で一番美しい月が
今空に打ちあがる
あいにく、月は雲の中
でもその雲を照らしてる
雲の隙間と周りから
名月の残りが漏れ出てる
夜空には雲が浮かび上がる
昼よりはっきり浮かび上がる
雲の隙間、つなぎ目、輪郭が、
月の光に照らされて
切り絵みたいに浮かび上がる
昼より綺麗に浮かび上がる
明るい夜空を見ていると
だんだんと雲が揺れていく
煙みたいにたゆたって
煙みたいに消えてって
急に目の奥を殴られる
あまりに苛烈で目を逸らす
夜空の切り絵はもう見れず
ただ刺激だけがそこに落ちる
みんなは刺激を求めてる
私は切り絵を求めてる
みんなは落ちてく光を求めてる
私は浮かぶ影だけを求めてる
みんなは、夜も夢を追っている
私は、夜に空を見上げてる
9月18日、帰り道で中秋の名月を見ました。電車から降りて、しばらく歩いた時に見た月は雲に隠れていたけど、家に到着する直前で雲が晴れて月の全貌が見えました。
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