当たり前の事に泣きそうになった事業所体験

すぐに次のパートを探すか、移行支援をお願いするか、A型またはB型の継続支援に行くか、カウンセリングに通って養生してから動くべきなのか、混乱している。

私をテストなく会話だけでうつ病と診断した医師は、相談しても自助グループに行けだの、適性がないからここではカウンセリングは受けられないだの、こちらに判断を委ねるばかりでまったく支えにならない。

その状態でどこに行くべきか、発達障害と診断された人が相談できる窓口を役所で紹介されたものの、どうしたいのかがまとまらなくて(希望はあっても立場的にできないことがあって自分一人では決められないため)電話も勇気がいるしでまだ相談できていない。

それでもまずそれぞれの違いを知ろうと思って今日B型の継続支援事業所の仕事体験に行ってきた。

私はうつ病と発達障害ということになっているから体は使える。

頭は良くはないけど普通。

だからその仕事内容は単純作業で黙々とやっていたらあっという間に時間になった。

ただ驚いたのはみんながニコニコ働いていることや明るいあいさつが飛び交っていて、「ありがとう」や「ごめんね」、「助かるよ」、「褒め言葉」が聞こえたこと。

うつになるきっかけになった前職ではあいさつを無視されるのは当たり前、手助けしても無言、どれだけ仕事を覚えても粗探しばかりされる環境で、日頃も挨拶しない保護者とか子どもたちと接していたせいで、こんな当たり前のコミュニケーションが自然と行われているこの事業所の暖かさにじーーーんとしてしまった。

お昼ご飯までご馳走になり、席はどこに座ってもよいという。

私が社会人になったばかりの頃、その職場で初めての昼食の時「ここは◯◯さんの席だから別のところに行って」と知らない先輩から言われた。

今までどこの職場に行っても人としての当たり前の優しさとか思いやりが欠けた人たちに攻撃されてきたせいで、あいさつや礼儀正しくあることの方が異常なのかと錯覚していたことに今日の事業所で感じた。

企業は利益を上げるための組織だから締め切りもあるし、売上目標もある。

ただ仲良しなだけではやっていけないのはわかるけど、健常者だと思っている人が集まっている組織より、事業所の利用者さんたちの方がよっぽど純粋で優しかった。

働く身で優しくされたいと思うのは甘えなんだろうか?

今日話した利用者さんとの会話の中で「安心して働けることってすごい大事!」と意気投合した。

この事業所には安心があった。

そういう一般企業は存在しないんだろうか?

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