スパイス料理の食べログ ~中華編
概要
僕がこれまでに訪れた、とても美味しかった四川料理のお店を価格帯別に紹介させてもらいます。7,000~10,000円程度、4,000~7,000円程度、4,000円未満のお店をそれぞれ「おすすめ順」に並べています。他にも僕が麻婆豆腐を食べに行った名店は数多ありますが、心からお勧めできるお店のみを載せています。
7,000円~10,000円程度(会食向け)
桃花源(銀座、個室)
都内の四川麻婆豆腐の頂点。ラー油、しびれ、香り、豆腐の柔らかさ等バランスが秀逸。ランチだと2,000円以内で定食を提供。
https://ginza-tohkagen.jp/、https://tabelog.com/tokyo/A1301/A130103/13263758/
四川飯店(永田町、個室)
都内の四川飯店の大元となっているお店。何人でも基本的に入れる。夜は高級だが、昼は2,000円程度で食べられる。ラー油が比較的多め。
https://www.sisen.jp/shop/akasaka/、https://tabelog.com/tokyo/A1308/A130803/13000434/
四川飯店(三越前、個室)
コレドの中にある比較的大衆化された四川飯店だが、価格帯は高級路線。夜でも麻婆豆腐とご飯で2,000円程度で食べられる。器の構造上麻婆の中のラー油とひき肉が沈みがちなので、時々混ぜるとよい
https://www.sisen.jp/shop/nihonbashi/、https://tabelog.com/tokyo/A1302/A130202/13116977/
芝蘭(神楽坂、個室)
半個室ではないが、プライベート感のある丸型ソファを置いている。ランチであれば2,000円程度で食べられる。しびれの強さを調整してオーダーすることが可能。比較的ラー油が多いので、好みは分かれると思う。
https://www.chii-ran.com/kagurazaka/、https://tabelog.com/tokyo/A1309/A130905/13045400/
雲林(神田、個室)
席はやや狭く高級だが、昼は2,000円程度で食べられる。夜は複数のコースがあり、高級なコースでは30,000円程度のものもある。僕は5~6年前に一度行ったが、ランチ麻婆豆腐の印象が激烈に残っているわけではない。どちらかというと高級中華として美味しそうという印象。
http://www.kandayunrin.com/、https://tabelog.com/tokyo/A1310/A131002/13023052/
スーツァンレストラン陳(渋谷)
東急セルリアンタワーの中に所在し、ランチは3,000~4,000円程度で提供。ディナーコースで注文すると1万円超。四川飯店と系列は同じだが、よりモダンな雰囲気で創作的な中華料理を提供しており、雰囲気があって麻婆豆腐もオーソドックスにおいしい。ランチデートに使えそう。
https://www.sisen.jp/shop/shibuya/、https://tabelog.com/tokyo/A1303/A130301/13001909/
4,000円~7,000円程度(友人知人と)
中菜Labo.朝陽(大阪・北新地)
一人では若干入りにくいが、大阪でNo.1と感じる中菜バル堂島の親店舗。しびれや辛さの総合値で言うと中菜バルや中国菜オイルの方が美味しいが、席の広さや雰囲気は良い
http://www.cl-chouyou.com/、https://tabelog.com/osaka/A2701/A270101/27081015/
善道(大阪・北新地)
カウンターがメインで店は狭めなので、一人か二人で入るのを前提にした方が良い。常にキャバ嬢の同伴等で混んでおり、人気。ラー油と鶏ガラ&片栗粉の餡が非常にうまく混ざり合っており、初心者も安心して(?)味わえる味付けであり、オイリーではない見た目。
4,000円以下(一人でも比較的入りやすい)
胡楼亭(あざみ野)
担々麺のお店だが、麻婆豆腐が山椒系のスパイスと辛みが四川飯店とは違う方向性で効いていてとにかく美味しい。(本場中国並みに辛いので、辛さ苦手の方は要注意)田園都市界隈では一番おいしいと思う。店が狭いのでテーブル席に入りたければ開店と同時に行くのが良い。チャーハンもとても美味しいので、おすすめ。
成都正宗担々麺つじ田(小川町)
同じく担々麵のお店だが、麻婆豆腐がオリジナルの味付けでとにかく美味しい。甜面醤、豆鼓的な味噌っぽい味の中に豆板醤やトウガラシのようなしっかりした辛みも混ざっており、他の店ではないうまみがある。メインの担々麺ではゴマの香りの聞いている正宗担々麺が美味しく、僕も数年通っている。最近はオペレーションを外国人アルバイトが行っているが、それでもきちんとレシピは踏襲されており美味しい。担々麺の中にはナッツやザーサイや香辛料等、他にない様々なアレンジが効いており、正宗担々麺と麻婆飯とのセットがおすすめ。
陳健一麻婆豆腐店(立川店)
僕の四川麻婆豆腐人生における原点にして頂点。四川飯店の系列店で、最も王道の味を行っている。数年前に通っていたが、当時はメニューがそもそも麻婆豆腐かエビチリの定食以外存在しなかった。(そのエビチリも夜しか食べることはできない)ただ、麻婆豆腐の練度、米の硬さ、搾菜のおいしさ、全てが整っている。
https://tabelog.com/tokyo/A1329/A132901/13005991/dtlmenu/photo/
中菜バル堂島(大阪梅田)
大阪の四川麻婆豆腐の中では頂点。辛さとうまみのバランスがとても良い。個人的に関西地域で最も好きなお店。風味と辛さをバランスよく出すのにラー油の量に頼っているわけではなく、しょうがやにんにく等の下味がしっかり効いているソリッドな麻婆豆腐を提供。毛沢東スペアリブも多少食べにくいが美味しい。
中国菜オイル(大阪福島)
その名前の通り、オリジナルのラー油がとにかく美味しい。餡とひき肉とラー油のバランスが完全に四川飯店の黄金バランスに等しいもので、味付けもラー油をオリジナル配合しているからか、香りが立っていて美味しい。ややオイリーではあるが、心からお勧めできる
蒼龍唐玉堂吉祥寺店(吉祥寺)
いくつか店舗があるが、麻婆豆腐を食べておいしいと思ったのは吉祥寺店。基本的に担々麺の店なので、黒ゴマ担々麵や白ゴマ担々麵を頼む人が多いので麻婆豆腐を食べる人は亜流。だが、ここの麻婆豆腐はシンプルながら辛みとスパイスのパンチが効いており、美味しいので是非おすすめ。四川飯店をオマージュしている感じもせず、ここはここでオリジナルな味がする。
南京町花梨麻婆飯店(神戸・元町)
レシピを確立させて麻婆豆腐ブームに乗って新しくできた、即席麻婆豆腐屋さん。吉野家のような手軽さで本格的な四川麻婆豆腐を食べられるお店で、まさに新時代の麻婆豆腐。味も美味しく安いので東京にあったら定期的に行くと思う。(牛丼チェーンのようにトッピングなどができるはず)
陳麻婆豆腐(新宿)
新宿で麻婆豆腐を食べることになったらこのお店一択。いくつか有名な店はあるものの、味の安定感と提供スピードを加味するとこのお店しか選択肢がない、と言っても過言ではない。陳麻婆豆腐の系列のお店はいくつかあるが、新宿野村ビル店がお勧め。なぜ店舗ごとに味が違うのかは不明だが、ここが一番おいしい。
かかん(鎌倉)
ラー油が多めの麻婆豆腐ではある、美味しい。味の深みとしては四川飯店や桃花源のような僕好みの方向性ではないが、鎌倉に行ったら立ち寄る価値があると言えるほどにおいしい。(富ヶ谷にも分店があるらしい)
龍の子(明治神宮前)
とてもバランスの良い麻婆豆腐。原宿周辺に行ったら一回訪れる価値がある。きちんとしたピーシェン豆板醤を使用してソリッドに作ったらこの味になるだろう、と言った印象。味の深みやオリジナリティーという意味では若干弱い気もするが、初心者にとっては最高に近い麻婆豆腐だと思う。
麵飯食堂なかじま(渋谷)
通常はチャーハン+担々麺セットや、xx丼+塩ラーメンセット等の飯と麺のセットを頼むので、麻婆豆腐定食を頼む人はかなり少数派だと思われる。僕は10年近く前からこのお店に行っているが、四川麻婆豆腐丼がラインナップに加わったのはついここ数年の話だ。辛みとうまみ味付けがしっかりしており、キチンとニンニクの芽も入っているので、食感パンチともに申し分なく、価格も1,000円以下で山盛り食べれるので非常に満足度が高い。