もやブロ #30 つたえる・つながる・火をつける
こんばんは。お盆休みいかがお過ごしですか?
クラウドファンディング、残り3日を切り、興奮気味のもやです。
そもそも、何でクラファンをしているのか
というのを書いてなかった気がします。すみません。
義実家に来ていて、義父から「融資とか色々資金調達の方法はあるのにどうしてクラファンしているの?」と聞かれてハッとしました。
最大の理由は広告宣伝です。
私は、Readyforの「シンプルプラン」という、手数料12%のプランでこのプロジェクトに挑戦しています。
最近では様々な、クラウドファンディングのプラットフォームがあって、CAMPFIREとかMAKUAKEとか他にも大手サイトはあるのですが・・・手数料はだいたい17〜20%。Readyforもキュレーターが伴走してくれるサポートプランは17%なのですが、少しでも手数料額を下げたい。なのでシンプルプランを選びました。(シンプルプランを選択した際の落とし穴については、反省として後日記事にしようかなと。)
プラットフォームがあるので、広くプロジェクトを知ってもらうことができる。また、SNSの活用と組み合わせることで、私が誰で何をしようとしているのかを普段コミュニケーションを取らない人にとっても届けることができる。
今回、250万円の目標なので、達成したら30万円はReadyforに持っていかれます。正直痛いですw ですが、広告換算するとどうか?
後述にプロジェクトの訪問者数が載っています。残すところ2日間で、7,427人の方に私のプロジェクトを知ってもらうことができました。
「越後湯沢で、地方暮らしをする人を増やすために、コワーキング などを作ろうとしているベンチャーがあって、ゆくゆくは全国の過疎地域に出るのが目標である」というメッセージを伝えることができた。はずです。
これだけの情報量を広告出稿して伝えて・つながるためには、いくらかかりますか?普通に融資を受けて、工事して、オープン告知をするだけではこれだけの認知をしていただくことはできなかったでしょう。
もう1つの大きな理由は、真の協力者を見つけることでした。
どういうことかについては、記事の後半で書きますので、どうか最後までお読みください。
本当に達成するのか?で始まって
残り4日が終わろうとしている時点で、我が家には不穏な空気が漂っていました。
挑戦中のクラウドファンディングは「All or Nothing」方式。
つまり、1円でも達成しない場合には、1円も手元に入らない契約。
手数料を少しでも安くして、協力者の方へのリターンに還元することと、手元に少しでも多く残すために背水の陣で臨んでおります。
残すところ4日の時点であと80万近く残っている。
この事実をどう見るか?横で夫は気が気でなかったようです。
「大丈夫なの?どうするの?」
そんなことをずっと言ってるから『いや、最後に色々仕掛けてるよ、頑張ってんねんこっちも』と内心ムッとしたもんだ。
ということで、行ってきましたよ同窓会。
南魚沼市・浦佐にある母校、国際情報高校。全県一区の高校ではあるものの、魚沼地域からの通学者が多いし、同窓会に来る人は、魚沼の人が多いだろうとふんでました。新潟市の出身者に湯沢の話をするよりも、隣町のこと。と思ってもらえる方が、共感してもらえる確率は上がるかなと思って。
30万伸ばしたこの2日やったことまとめ
2日で30万くらい。じわじわ・一気に伸びてきた。PV数も伸びてきた。この2日間でやったことをまとめるので、これからクラウドファンディングに挑戦する人は、失敗談も含めて参考にしていただきたい。
<やったこと>
・FBでのシェア依頼:出資元のボーダレスジャパンには、相互扶助の精神がカルチャーとしてあって、催事のシェア依頼などをみんなでやりあう文化がある。もれなく、お願いさせてもらった。多くの、グループで働く仲間達がFBやTwitterでのシェアをしていただいた。
・リターンの作り手達への拡散依頼:今回のPJは、多くの魚沼の産品を届けたいという趣旨もあった。そのため、魚沼クリエイター名鑑と題し、作り手と商品の紹介記事を作成した。それを元に、作り手に拡散をお願いした。その商品の購入が伸びれば、作り手側の売上もその分、伸びるのだから。
・同窓会などオフラインで会った人への支援依頼:50人くらいにPRさせてもらった。これは、失敗だった。何が?ツールを用意しなかったから。QRコードの載っているポスターを持って乗り込んだけど、持ち帰れるハンドビラにして例えば受付時などに渡してもらえるようにすればよかった。ちょいちょいこーゆー失敗ありました。
・DM:引続きDMはコツコツ送り続けた。だけど、直接のお願いは、8割の確率でスルーされているw これは結構トラウマになりそうw
・SNSでの発信:Facebookは1日1回、Twitterは開けられる時は開けて、最新の状況(何人が支援してくれれ、あといくらなのか)を記載した。
オフラインをサポートしてくれる仲間を作れ
その他に絶大な効果をもたらしてくれているのは、オフラインでの”自分以外の方からのシェア”だ。
何人か、プロジェクトに深く共感してくれて、口コミで「一緒に盛り上げて欲しい」と広めてくれる方がいたことだ。実際に現金を集めて(代理で入れて)くれたり、本当にありがたい存在だ。プロジェクトの成否にかかわらず、このコミュニティができたことは私にとって何事にも代え難い財産である。
一緒に、ワクワクして汗をかいてくれる人。
私が少しでも、その人の心に火をつけることができたから動いてくれているのではないかと思う。
これからクラウドファンディングの挑戦する人は、何人こういった存在を作れるかが勝負だと思う。しかも、その人たちは、年代や所属しているコミュニティが違えば違うほどいい。
違えば違うほど、多くの方に届くからだ。
・地域のママ友
・顔の広い議員さん
・地域と東京の架け橋の後輩
・プロジェクト現場のご近所さん
伴走してくれる仲間ももちろん必要
何度も何度も話が出てくるが、クラウドファンディングには、苦しい期間も一緒になって走ってくれる存在というのが大事。私にとっては、それは神保さんだったし、ボーダレスジャパンの仲間で新規事業立ち上げバディの榊さんだった。
神保さんはことあるごとに、動画を通じてこのプロジェクトを発信することをしてくれたし、”クラファンアドバイザー”として自らの体験や日々のクラファンサイトのパトロールを通じて得た学びをコンテンツにして教えてくれた。
榊さんは、途中で「リターンの設計が良くないんじゃないか」とか「プロジェクト本文をもう少しリライトして、わかりやすくしよう」とか、具体的に頭と手足を動かしてくれた。
インターンのあいちゃんなどがコミットしてくれはいるものの、普段の事業は一人社長で回している。普段は人と会うのが仕事。だから時間が足りない。そんな時に、一歩違う立場でコミットしてくれるのが彼女。
こうした伴走者は、一緒になってたいまつを持って走ってくれる。一緒に多くの人の心に火を灯してくれる。そういう人も、多ければ多い方が、いい。
他にも書ききれないほどのありがとう
クラウドファンディングをやってわかったことは、他にも書ききれないほどの協力者が、様々な形でいるとわかった/新たに作れたことだ。
さて、残すところ60時間。
この記事を書いている合間にもまた私のこの企みに乗っていただける方が増えたようです。残り30万円で達成。
達成した後の責任は、重い。
確実にリターンを皆さんにお届けし、プロジェクトの進捗を管理してきちんとご報告すること。工事の終了で、おしまいというわけではなく、ここからつながる地域の素敵なコミュニティを作り続けて、価値を継続的に提供していくこと。
そういう意味でも、多くの方にご支援いただいたことは、そうした事業責任が伴ってくるので、金融機関からの資金調達よりも緊張感が増す。それがクラウドファンディングの醍醐味かなとも思います。同じ船に乗っていただく感じ。
このプロジェクトに参画していただいた、すべての方に感謝して、一旦このエントリは閉じることにします。どうぞ、最後まで応援をよろしくお願いいたします。
「魅力的なまちで溢れかえっている世界を」作り「地方で暮らす人を増やし消滅可能性都市をなくす」ことをミッションに動くまちづくり会社社長。湯沢町で暮らす2児の母でもある。