「あの頃」のprogressive house
はじめに
こんばんは、Moxcatです。
僕が好きなmelodic progressive houseを聴き出したのは2013年くらい。10年ほど経てこのジャンルに触れる世代は広がりパーティー自体も多くなったけれど、それと同時にジャンルの解釈も拡大・細分化されていった。
今のprogressive houseは2010年代前半のPluck音(※1)を主体としたそれとは毛色が違ってきて、オーガニックハウス(※2)寄りの曲が増えている。
それはそれで好きな曲は沢山あるんだけど、たまには「あの頃」のサウンドを聴きたくなる。
そんな背景から次のような人向けに曲紹介する。
・最近Youtuberなどをきっかけにこのジャンルを知った人
・若手のDJさん
・こういうのでいいんだよ懐古おじさん
楽曲紹介
1. Dinka - Scarlet (Original Mix)
まずはmelodic progの代表的な存在であるこの方、DINKAさん。Pluckを掻き鳴らした哀愁漂うmelodic progを総じて”DINKA系”と呼んだりするほどで、ここからこのジャンルに踏み入れた人は多いハズ。
2. Flower of Snow (Shingo Nakamura Remix)
もはやこのnote見てる人はみんな知ってるかもしれないShingo Nakamuraさん。今でも国内外で活躍されてるすごい人。2012年にリリースしたKaNaさんのFlower of SnowをRemixした楽曲を紹介。
3. Overfly(Puru Remix)
アニソンのprogressive house Remixを多く手掛けていたpuruさん。このトラックもソードアート・オンラインのED曲のRemixで、原曲と聴き比べるとより一層感動する。Remix以外も良曲揃いなので必聴。
4. Mizar B - Pleiades (Original Mix)
小刻みな音で構成されていて耳触りが良いMizar Bサウンド。パーカッションの変化がバラエティに富んでおり、メロディーに頼らずとも飽きずに聴かされるようなトラック。
5. Kirill Nikolaev - What About My Love (Original Mix)
逆にPluckとアルペジオが強く主張するKirill Nikolaevのトラックも紹介。ボーカルチョップも入って躍動していく流れからのブレイクの浮遊感がたまらない。
6. Mango, Aneym & Richard J Aarden - Soulmates
高音域を抑えた柔らかなPluckサウンドが特徴のMangoさん。Mango Alleyというレーベルを設立し、現在でもシーン牽引している。包み込まれるようなボーカルとパッド音が物悲しくも非常にお洒落な雰囲気。
7. ZANIO ft. Junko Iwao - Alive (Talamanca Remix)
みんな大好きTalamanca。最近何かと話題のZANIO氏の楽曲をRemixしたもの。ブレイクからのピアノがとても綺麗。
8. EDU - For The Soul (Original Mix)
他の曲に比べてBPM132と早めで、朝聴いても良いような爽快感のあるトラック。徐々に曲が完成されていくような展開で、最後まで失速せずに聴けちゃう。
9. Nigel Good feat. Sarah Clark - Always Running
現在活動を休止しているNigel Goodの楽曲。バイオリンやギターなどの生楽器を取り入れたトラックを多く制作しており、progressive house の綺麗さや哀愁さを最大限に引き出している。
10. Kozoro, Zeni & Koo Read - In Your Eyes
最後に紹介するのはこの曲。奥行のあるサウンドで夜に散歩しながらよく聴いていた。歌詞の意味なんて何一つ分かんないけど泣きそうになるくらいエモ散らかしてる。
ちなみにZeni氏はフリーダウンロードのトラックを数多く公開してるから、片っ端から貰っておこう。
おわりに
まだまだ紹介したい曲はいっぱいあるけどキリの良い10曲で留めておく。
当時は2023年現在よりもmelodic progressive house系のパーティーが少なく、特に僕は地方の学生だったこともあって頻繁にクラブで聴くことができなかった。
なので現役DJの皆さん!たまには昔の曲もいかがでしょうか!
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