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山のなかに猪のにおいは防御機能か。
最近、ことあるごとにコンニャク湿布など
させて貰い、臓器の疲れを取っていたりと
そういう日々にもうすこし健康意識を持つ
意欲が湧いてきたりふしぎなものだ。その
コンニャクに出てくる疲れなどはどうゆう
表現をしたものか、なぜか山のなかで遭う
すれ違いの獣のにおいと野生的なかんじが
とても親い。寿命などはながくないのかも
しれないが、野生へのあこがれはことさら
強く、肝臓の疲れなどに感じる、こうした
感じの受け取り方は、ある種の自然象徴を
よく現している。すべてを、ありのままに
取り入れた時の野生的な感覚。そうして又
このとりまとう何らかの力強さがパワーで
自然=環境をまもっている。寿命を長らえ
健康意識を高めるほどに、輪郭を増す野生
こうして、あこがれは、やはりはてしなく
またヘミングウェイの『老人と海』を読み
ハードボイルド文学を知ったときみたいに
去来してはいつしか消えかかる波の音など
ひとつは自然を捉えて離さない視界だけは
常に懐いていたい。これは観察しかない冬
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