清貧。いのりと貧しさと
よく温泉宿などで、そこが殉教の地である
とか、物凄い夢をみたとき、神よと叫んで
夢のなかで光が降りてくるようなことなど
あり、それはどういった源なのだろう、と
しばらく覗き込めなかったと言うか仰げず
いたところがようやく最近むきあえるほど
対面できる瞬間があり、それは、いわゆる
貧しさと祈りと清貧思想よりの、また以前
そこには古代文明よろしく豪奢な超科学の
文明崩壊後にある僕にとっては由来がある
とか、そういった事を思いだすのだった。
ある意味、超科学のトップがくずれてから
すべてがあとを追ってなくなってしまった
ような。だから、いのりだしてはしずかに
ゆくえを見守る。道しるべをそこに掲げて
旗をのぼりにするように。あとはゆっくり
行く末を見届ける所を清貧思想に見つける
姪っ子ちゃんの成人の日をすぎて思うのに
黄昏はある種の成人を倍以上いきたゆえに
落ち着いて見送る夕暮れの冬の日のようで