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無駄を排せずとも肴摘む
寒波が来ると言う。いつも通り、こんな
ときには、燃料を備蓄して、その帰りに
少しつまみを買って、夜の作業をしつつ
塩っぱさが美味しい。柿を熟すまで置き
それらを綺麗に裏漉ししたら、あとには
独自のレシピで、キムチとか、サンボル
とか様々に呼ばれるこの熟柿の逸品にて
季節のもので出来上がる。無駄働きには
ここが楽しい。と、ばかりクラフトでは
真髄は情緒のフィードバックにあり。と
やはり余裕のある部分、感情の余白こそ
のこりの隠れた聖所である。シェアする
ところに、余白があって、むしろ空しさ
通り越して、そこに福の神が遣ってくる
この余白は料理でいうお出汁のようなの
であり、福の神とは食後のすこやかなる
お茶。お酒の肴より、お茶の請けみたく
行きたい。迎え酒か、冷や水かと質問を
唱えていたのは、詩人の谷川俊太郎さん
だったけど、ぼくは冷や水の人生だなあ
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