チベット映画特集「映画で見る現代チベット」劇場未公開作品紹介②『陽に灼けた道』<劇場未公開>
来年2021年3月13日(土)〜 4月2日(金)岩波ホールにて、チベット映画特集「映画で見る現代チベット」を開催。全7作品のうち、劇場未公開の作品をご紹介します。
★タイムテーブルは公式サイトをご確認ください。
陽に灼けた道<劇場未公開>
監督:ソンタルジャ
出演:イシェ・ルンドゥプ(ニマ)、ロチ(老人)、カルザン・リンチェン(ニマの兄)
脚本:ソンタルジャ|撮影:王猛|美術:パクパジャプ|録音・作曲・歌:ドゥッカル・ツェラン|編集:ソンタルジャ、銭冷冷|芸術指導:ペマ・ツェテン、李興|脚本顧問:ツェラン・トンドゥプ、孫亮
原題:太陽総在左辺 英語題:The Sun Beaten Path|2011年|89分|カラー
2011年バンクーバー国際映画祭タイガー&ドラゴン賞受賞
2011年福岡国際映画祭アジア・フォーカス正式招待
2011年香港国際映画祭特別賞受賞
【公式予告編】
【解説】
『草原の河』『巡礼の約束』のソンタルジャ監督の長編デビュー作。バンクーバー国際映画祭アジア部門新人監督賞はじめ数々の映画賞を受賞して、一躍世界中に注目された。自分の過失で母を死なせてしまい、心を閉ざした青年が、ある老人との出会いから心を溶かしていく物語を、極端に少ない台詞で映像で物語っていく大胆な構成で描き、ソンタルジャの個性が強く表れている。主人公を演じたイシェ・ルンドゥプの表情の切り取り方や、老人の存在を狂言回しのように配した語り口も独特で、デビュー作の荒々しさはあるものの、ソンタルジャ監督の才気を感じさせる必見作である。
【あらすじ】
自分の過失で母を死なせてしまった青年ニマは自責の念にとらわれ、聖地ラサへ巡礼の旅に出るが、苦しみは消えない。心の傷を抱えたまま故郷へ帰るバスに乗ったニマは、そのバスの中で不思議な老人と出会う。故郷が近くにつれ、ニマは自らを孤独に追いやるように途中でバスを降りるが、老人はニマ気がかりで、バスを降り、ニマとともに旅を続ける。老人の温かい語りかけにニマは少しずつ心を開いていくが、老人もまた家族の問題を抱えていることが明らかになる……。
協力:福岡市総合図書館
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<映画で見る現代チベット>
◆日程:2021年3月13日(土)~4月2日(金)
◆会場:岩波ホール
〒101-0051 東京都千代田区神田神保町2-1 岩波神保町ビル10F
◆上映作品(7作品)
ソンタルジャ監督作を見る:『ラモとガベ(原題)』『巡礼の約束』『草原の河』『陽に灼けた道』
ペマ・ツェテン監督作を見る:『タルロ』『オールド・ドッグ』
チャン・ヤン監督の “外の目”:『ラサへの歩き方~祈りの2400km』
◆タイムテーブル:特集上映公式サイトに掲載→ http://moviola.jp/tibet2021/
◆トークイベント(各回30分程度)
3/13(土)10:00~『ラモとガベ(原題)』上映後 ソンタルジャ監督ティーチイン
3/13(土)16:00~『オールド・ドッグ』上映後 星泉さん(チベット語研究者)トークショー
3/20(土)13:00~『草原の河』上映後 松尾みゆきさん(字幕翻訳者、映画プロデューサー)トークショー
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