波岡一喜は、まだ本気をだしていないだけ
波岡一喜のことは、誰でもテレビか映画で一度は見たことがあると思うが、Netflixの『火花』で林遣都と漫才コンビを組んでいた相方のイメージが一番強烈だと思う。彼はその顔立ちもあって、ヤンキーや悪役キャラの印象が濃くて、正直あまり好きなタイプの役者じゃなかった。
けど、劇団ひとりが演出した『べしゃり暮らし』の構成作家役がツボにはまった!いつもの、大声出したり、無理に濃い顔を作ったりするキャラじゃなくて、自然体で力の抜けた芝居がとってもよかった!
元ヤンキーで高校中退の苦労人みたいなバックグラウンドを勝手に想像していたんだけど、彼は、早稲田の政経を卒業しためちゃくちゃ高学歴の役者さんだった。。。すいません。m(__)m
(ちなみに、早稲田の政経を卒業した俳優って少ないと思うが、他は、内野聖陽 と山村紅葉ってぐらい?故三浦洋一は中退している。)
キャスティングの段階で、色を付けれてしまって、きばった派手な芝居を要求されてしまうからだろうが、『べしゃり暮らし』の構成作家みたいな普通のドラマの仕事が増えたら、彼本来の魅力が発揮できるんじゃないかと思う。
『べしゃり暮らし』の役者たちの芝居は、みんな大好きなんだけど、その中でも波岡一喜の魅力を発見した作品になった。