ジャンル分け不可!?新境地エンターテインメント映画『すくってごらん 』
こんにちは!(まっぴぃ)です!
大学生になって初めての長ーい春休みに突入して早くも1ヶ月以上が経ったというのに、緊急事態宣言下であったこともあり、先月はひたすら映画鑑賞しかしておりません…!!!
こんなにのんびり、自分の好きなことだけをして過ごせる長期休みも学生の特権ではありますけどね!
ところでみなさんは、どんなジャンルの映画が好きですか?
やっぱり迫力満点のスタントを味わえるアクションムービーでしょうか。
それとも、主人公の頑張りや成長に心動かされ、涙の止まらなくなるようなヒューマンドラマ?
あるいは、予想できない展開にハラハラドキドキするミステリーやサスペンスが好きな人もいますね。
映画には数多くのジャンルが存在する中、3月12日に公開される映画『すくってごらん 』は、一つのジャンルに当てはめることができないような新感覚エンターテインメント映画なんです!
画像出典:映画.com『すくってごらん 』
すでにSNSやテレビなどでご覧になった方もいるかもしれませんが、この作品の15秒CMは、〈音楽編〉〈コメディ編〉〈恋愛編〉と3種類も作られています。
一見結びつかないような3つのポイントの予告編が作られるなんて、これだけでも、この映画何者!?って思いますよね。
そんな様々な要素が詰め込まれた本作の魅力を、3つのポイントからお話ししたいと思います!
1. 漫画のページをめくっていくような”読む”映画
漫画の実写化と聞くと、絵に描かれた漫画のキャラクターやシーンを忠実に再現し、ストーリーをより現実世界のものに近づけるという趣旨のものが多いと思います。
しかし、本作は漫画を再現するだけではなく、映像に文字が入っているなど漫画そのものの要素もたっぷりと含まれており、まさに”読む”映画という言葉がぴったりな作品でした。
さらに、尾上松也さん演じる香芝のオーバーすぎる表情や大胆な動きなど、人の表情や動きもダイナミックで、漫画を飛び出したような演技にも注目です!
2. これはミュージカル?思わず一緒にノリノリになってしまう歌の数々
〈音楽編〉のCMが作られている通り、本作には多くの歌が登場します。
私も、鑑賞前はこれがコメディ映画だという情報しか知らなかったので、いきなり歌が始まってかなりの衝撃を味わいました(笑)
”ミュージカル映画”というジャンルだけで苦手意識を持っている方もおられるのではないでしょうか。
ましてや日本のミュージカルなんて観てられない!と思う方もいるかもしれません。
ちょっと待った!!!
そんな肩書きのせいで、これを劇場に観に行かないなんてもったいない!!!!
本作は、そんなジャンル分けに囚われないで欲しい。
だって、これはミュージカル映画の域を超えた音楽映画だから!
歌いたいから歌ってるんじゃなくて、ちゃんと登場人物の気持ちに乗せられて歌い出しちゃってるんですよ。
だから、とっても自然だし、わざとらしくない。
しかも音楽も、JPOPらしいビートの効いた曲、デュエットバラード、さらにはラップまで、これ映画だっけ?なんかのアルバムのMV集再生してる??って思ってしまいそうなラインナップの豊富さ!
でも、ちゃんと映画です!(笑)
「ミュージカル映画」とジャンル分けはしたくない、新たな音楽映画なのです。
3. 観ているだけで眼福!な美しい映像
この映画の中心となる金魚すくい。
私は、子どもの頃に遊びとして楽しんだ思い出しかありませんが、金魚があんなに美しい生き物だとは…!と感じさせてくれる場面が多々ありました。
百田夏菜子さん演じる吉乃が「お兄さん、こっち」と香芝を誘い込む紅燈屋では、カラフルなライトに照らされる大小様々な赤い金魚たちが、幻想的な世界観を見事に作り出しています。
さらに、吉乃の幼なじみで、石田ニコルさん演じる明日香が働いているカフェや、金魚すくい対決が行われる夏祭りのシーンなど、とにかく、背景が暗いシーンの美しさが本当に感動的です。
この美しい映像に、なめらかなピアノの音色と、尾上松也さん×百田夏菜子さんの歌声が重なり、それらの心地よさに視覚聴覚ともに満たされました。
まさにコミックミュージカルコメディ映画とでも言えるような、ジャンル特定の難しい、目新しさのある映画『すくってごらん 』。
ぜひ劇場の大画面と良質な音響で観てもらいたい作品です!
兵庫県ではTOHO西宮OSにて、3月12日より公開予定。
映画『すくってごらん 』の公式サイトはこちら↓
執筆:映画チア部神戸本部(まっぴぃ)