『音響ハウス Melody-Go-Round』相原裕美監督にお話し伺いました!vol.2
『音響ハウス Melody-Go-Round』が現在、元町映画館で上映しています。上映は3月5日までなのでまだ見てない方は是非元町映画館へ足を運んでみてください!さて、前回映画チア部が相原裕美監督へのインタビューをさせていただいた記事を掲載させていただきました!今回はその続編、第2弾。今回は(ゆうき)がお送りします!
アーティスト側と裏側での違った点は?
今回のドキュメンタリーの構成では、過去に音響ハウスを使っていたアーティストさんたちと、音響ハウスのエンジニアなどのスタッフである裏側からの二つの視点から音響ハウスについて語られていたのですが、彼らはみなレコーディングスタジオで作っているうちに新しいものが生まれたりすると話していたので、この2者で何か違った点はあるのか聞いてみました。
劇中のレコーディングメイキングでも分かるように、エンジニアの中にも自分で楽器を弾いたりすることが出来る人が多く、劇中の「 Melody-Go-Round」は、生音ではない音がたくさん入っているみたいでこういうのはエンジニアの方々が考えたりしているそうです。
しかしスタジオをよりいい形にしていく人と、音楽を作る人という違う役割を持つわけでエンジニアもアーティストも含めて立場は違うということです。
この映画をどのような人々に見てもらいたいのか?
この映画の冒頭でもレコーディングスタジオの数がだんだん減ってきていることに触れられていて、スタッフなども高齢な方が多く見受けられた中で私はこの映画を若者に見てほしいという思いがあるのだという安易な考えを持っていました。しかし、相原監督は「高齢な方に見てほしいとか若い人に見てほしいとか女性に見てほしいとかそういうのではなくて、何か物事を作るとかアクティブなことに挑戦したい人や興味を持っている人に見てほしい」とおっしゃっていました。つまりそこに世代なんて全く関係なかったのです。何か目標や目的を持つ人にとって響くような作品になればいいのだと思いました。
ドキュメンタリーの面白さはすべて作り物なのか?
ドキュメンタリーの面白さはすべて作り物だという人もいます。ドキュメンタリーはフィクションじゃなくてもできるだけリアルを追求し写し出そうとするものだが、カメラを通しているわけでそれはもう作り物になっているという意見に対してどう思うかということを監督に聞いてみました。それはもちろん作り物だという答えが返ってきました。しかし、偽物とかそういうわけではなく話を聞いたり、何かを撮ったりしたときに素材がたくさんある中から自分がいらない部分を消していき、自分の作りたいものにする工程で作為が生まれるのだそうです。この作為がなければ誰でも監督が出来るわけで、そこの作為の仕方によって監督それぞれの味を出していくのだと思いました。
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相原監督へ映画のインタビューが終わった後には、好きな音楽や好きな映画などについての雑談なども交えながら楽しい時間を過ごさせていただきました。貴重なお時間をいただきありがとうございました!
元町映画館で現在上映中!3月5日までなのでぜひこの記事を読んで興味を持たれた方は劇場にてご覧ください!
コピーライト ©2019 株式会社 音響ハウス
参考
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