#4 店長として2店舗目
2006年4月
私は燃えていた。
次こそは結果(利益)を出すと。
◇お店の業態・・・和風居酒屋 *釜めしがおススメのチェーン店でした
◇お店の規模・・・総席数72席
◇アルバイト人数・・・18名~20名
◇平均予算・・・2500円
◇経営者・・・旅館業を営む社長が、フランチャイジーとして経営
1店舗目は完全に人件費に対しての意識が低く、赤字を出し続けていたので、今回の店舗で人件費を限界まで下げて、自分が動くイメージでした。
がっ!?
なんと!!
人件費を下げる云々の話しではなかった。
初めてお店を見たとき、愕然とした。
◇お客様に呼ばれる前に動くのではなく、呼ばれてから動く
◇スタッフルームが汚い・散らかっている
◇つまみ食いが当たり前
◇だらだら
◇やる気が感じられない
泣きそうになった。
よその店舗だったとしても、同じ志でアルバイト従業員が働いていると思っていた。そう、想っていたよ。
お客様の満足の為に、一生懸命頑張ってるって。
何をどうしたらいいか分からなかった。
私の前の店長を恨みさえした。
自分の当たり前なことを、どうアルバイト従業員に伝えようかと。
って、考えてても仕方ないから取り合えず、
動いた。
ここでも、自分が率先模範で、ひたすら動いた。
・スタッフルームを綺麗にして、月ごとの売り上げ目標を大きな模造紙に書き記してスタッフルームに張り付けて、毎日の売り上げ・人件費などを書き込んでいった。
・つまみ食いは、あまりにもひどい模範者に仕事を辞めてもらった。
・お客様を不快にさせてしまったアルバイト従業員の男の子の胸ぐらつかんで、怒ったこともあった。(今は反省してます
でも、そんなもんで簡単に集団の人を変える事は出来ない。
気づいたら、半年経っていた。
赤字は続いていた。
その頃、こんな出来事もあった。
私にとっては不愉快でつらい事でした。
会社の直属の上司に<宗教>に勧誘されるという出来事でした。
詳しくは書きませんが、悔しかった。
それでも、
クーポン券を駅前で配布(1か月で3000枚位)
企業様や個人店への営業活動(宴会獲得のため)
店舗改善の取り組みは続けていた。
徐々に改善されてきたのが、半年過ぎた辺りからか。
自分と同じ様な動きをしてくれるアルバイト従業員が徐々に増えてきた。
アルバイト従業員が、他店舗との合同ミーティングにも参加するような意識にもなってきた。
リピーターのお客様も少なからず増えた様な気もしていた。
利益も徐々に出るようになってきた。
でも、私の気持ちと体は限界に近づいていた。
つづく
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