感覚受容と身体イメージ

感覚は身体イメージを形成する

先述してきたように感覚が身体運動を決定する重要な因子である事は明らかであるが、これらは単に個別の感覚として処理されている訳ではなく、統合され自己の身体形態を認識する基盤として働き、その自己の身体形態の認識が適切な身体運動を形成する。

この「自己の身体形態の認識」をボディイメージと呼ぶ。この言葉自体は身体図式、身体表象、ボディシェーマ等様々な呼称で表される。本書では、HeadとHolmesが定義した「ボディイメージ=自分自身の身体について持つ表象」をボディイメージの意味として用いる。

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