【自民に入れるな!】#1 「思想」で腹は膨れない!
個人的諸事情(引っ越し等)により衆院選取材が出来なくなってしまった代わりに、(取材できないコトを利用して)公平性を全無視した主張を書くと決めたシリーズの一本目。 最初に訴えますは、「思想」で投票先を決めるコトについて。
「左」「右」
「左派」「右派」
「左翼」「右翼」
「リベラル」「保守」
「反日」「親日」
などという言葉を用いて自らの思想を表したり、他者をザックリふたつに分けて一方を批判したりする人がいますが、私自身はこの状況を “紅白玉入れ合戦” という言葉を用いて批判している立場ですが、一方である程度そうなってしまうのは仕方がないか、という(諦めに似た)キモチも有ります。
ただ、それが「選挙」という場になると話は別。 今日明日生きていくために最も必要なものは何か? を第一に考えるべきではないでしょうか。 そしてそれは、「思想」ではなく「生活」、つまり「生きていくコト」となるハズです。
もし皆様が今の生活・・・ 満足な家に住んで、食事にも困らず、趣味や休日も愉しめる充実した日々を過ごしているのなら別かもしれませんが、もし不満だったり不安定だったりと、自分を苦しめている要素が有るとするならば、その状況で自民に入れるという行為は「自縄自縛」ではないでしょうか。 だって、自分を苦しめているものは自分の「内側」に有るものではなく、「外側」に有るものだから。
では、「外側」に目を向けると現状どうなっているでしょうか。
日本は四半世紀に渡り経済が成長できずにいます。 こうなってしまったのは私たち市民が頑張らなかったせい、ではなく、政治がダメダメだったせいに他なりません。 その “落とし前” をつけさせずに来たせいで自民の一党支配が続き、それがいわゆる「裏金問題」として表面化した形です。
こんな状況、これ以上放置するワケにはいかない。 だから投票の際、選択基準に「思想」ではなく「生活」に重きを置くべきだと私は考えています。
勿論、保守界隈の方が仰るように、国の防衛も大事です。 有事の際に備えるコトも必要でしょう。 ならば問いますが、それが奪われる日は、いつ来るのでしょうか。 明日ですか? 明後日ですか? 来月ですか?
それは誰にも分からないし、だからこそ備えるべきなのでしょうが、少なくとも「今」奪われているワケでは有りませんよね。 ならばそれを最優先にするのは違うのではないでしょうか。 何故なら、この国の生活面の停滞はまさに「今」起こっているコトなのですから。
「そんなコトない! 生活には困っていないし、スマホで何でも知れるし音楽や映画もサブスクがあるから、生活も進化している!」
もし、そういう人(富裕層を除く)がいるのでしたら、手元のスマホを見て下さい。 それ、日本製ですか?
加入している映像や音楽のサブスク、海外ブランドじゃないですか?
現在、中東やウクライナなど、世界各地で武力の行使が行われていますが、本来それも旧時代的であり、他国を支配しようとするならば武器なんて要りません。 製品や商品といった経済的手段で他国を手に入れるコトが出来るのです。
だから「国を護る」「国土を護る」とか言っている方は、まず身の回りを見て、既にどれだけ他国(のブランド)に支配されているかを自覚して下さい。 話はそこからです。
そして、経済的に低迷(困窮)していって、自国第一主義に導かれていく様は、(ネット右翼的)保守界隈の皆様が最も忌み嫌う、“北の将軍様” の国と似たり寄ったりだというコトに、いいかげん気づくべきではないでしょうか。
だから貧しい中で「思想」を軸に対立するコトなんて今やるものじゃないです。 まずは経済を回復させて、生活の豊かさを取り戻すコトから始めましょう。 思想対立は、そのアトでイイじゃないですか。
まずは、こんな国にしやがった責任を、自民にはとっていただきましょう。 だから私は「自民に入れるな!」と訴えるのです。
・・・ん?
異論反論が聞こえてきます。
なんですって?
「政権獲ってたのは自民だけじゃない! 民主党も政権獲ってたぞー!」と言ってるのですか?
そう! まさにそれ!! 2009年に民主党が政権を獲ったコト。 そして2012年に政権を失ったコト。 その点が最も大事な点です。 次回はそれについて書かせていただきます。