いやぁ、またまたやってくれましたねw 「東京オリンピック・パラリンピック大会組織委員会 会長」の森喜朗大先生!
この発言に対し国内外から批判殺到!
それを受けて釈明会見をしたのですが・・・
“逆ギレ会見” と言われ火に油を注ぐ結果になってしまったという。
明らかに最低な発言なのですが、それでも擁護する人はいるようでして、
サスガです。 この場面でもポジショントークを忘れませんw では、彼女の言う通り「朝日新聞」ではなく「スポニチ」に載っている全文を見てみますか。
一方、朝日新聞が載せた全文がコチラ。
確かに朝日の全文には「女性理事を4割」とか「女性っていうのは優れているところですが」といった言葉が抜けてはいますが最後の「私どもの組織委員会にも女性は・・・」からの(森氏の発言からいうと比較的)女性を褒めている部分も載せているので何なら朝日の全文の方が公平に見えるという。 自分の思想と異なる報道を全て「偏向報道だー!」で片付けられるならそもそも有本氏みたいなジャーナリストが真っ先に要らなくなるんだけどねw
それにしても森氏のスゴイところは「これはテレビがあるからやりにくいんだが」と前置きして発言しているので「これを言うとマズい」と認識できた上で喋ってるんですよね。 確信犯です。 ただ森氏の「テレビ」とい言葉の対象は国内に限られてて世界的な状況が全く見えていないのでしょう。 こーいった発言を今の肩書で+今の時期に喋ると世界的にハレーションがデカくなるという想定が全く出来ないのでしょうね。 今はジェンダー問題を含む人権問題が大きく取り上げられる時代です。 彼が総理をしていた21年前とは違うのですよ。
そう、もしこの発言を総理大臣だった2000年にしたとしたら、もしかしたら大きな問題にならなかったかもしれないなと思うのです。 あの頃はジェンダー問題が議論されるコトは少なかった時代です。 志村けんのコントや2時間ドラマの温泉シーンには女性の裸が平気で出ていましたし。
この曲は1993年の曲ですが、こーいった価値観がまだまだ評価されていた時代です。 その時代に総理がしていた森氏の失言として有名なものに「神の国発言」というものが有りますよね。
総理就任直後のこの発言で支持率は低迷し「えひめ丸事件」の後には支持率が8%とも5%とも言われるほどに下がって最終的には辞任したのですが、この発言をWikipediaから引用して前後の文を載せてみます。 2000年5月15日、神道政治連盟国会議員懇談会結成三十周年記念祝賀会における発言です(全文はコチラでご覧ください)。
このような発言です。 サスガ森さん、前後を拾ったら更にヤバさが増すというw
ただ一方で、「神道政治連盟国会議員懇談会」という場での発言ならば(そーいった場に総理が出てイイかどーかは別にして)その場に則した発言だと捉えられなくもないし、何よりSNSの普及により「ネット右翼」様が幅を利かせている2021年現在にこの発言をしたら、批判の声はネトウヨ共の無駄に大きな声にかき消されて大きな問題にならなかったような気がするのです。
ジェンダー問題が大きな議論にならなかった2000年の価値観、
右傾化した発言をしても大きな問題にならない2021年の価値観、
果たしてどちらが良い時代なのでしょうか?
結論としては、どちらもろくでもない価値観で日本人は成長してねーなと感じて落ち込んでしまうという、そんなニュースでした。
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大した特典も有りませんが、もし宜しければ・・・(汗)