【レポート #28】長野県・御代田町議会議員選挙レポート(2021 9.12)

　「御代田町」という場所は北関東方面へ行き来する際に通行したコトは有りましたが訪れたのは初めて。 どんな景色が見られるか、どんな候補者に出会えるか楽しみにしていたのですが、取材当日は生憎の大雨。 まともな取材なんて出来るわけがありません(涙)　結果、サッパリとした記事になってしまっていますが、たまにはこういうコトも有ると御容赦いただければ幸いです(汗)
　人口減が進む昨今において順調に成長を続けている町で行われた町議選を、レポートします。

◆概要

（御代田町役場　2018年に出来たばかりで、すごくキレイ）

・面積：58.79㎢（長野県 第60位）　北佐久郡に属し、軽井沢町、小諸市、佐久市、群馬県嬬恋村と接する

・人口：16,011人（長野県 第24位）※2021年９月１日現在　

・町の北部には浅間山の裾野が広がり、上信越高原国立公園の区域に含まれる

・国道18号としなの鉄道線が東西に横断、北陸新幹線も町内を通過するが停車駅は無い

（御代田駅）

・軽井沢町や北海道北見市などと同じくカーリングが盛んで町内に「カーリングホールみよた」というカーリング専用施設がある

・衆議院は長野３区に属し、

　井出庸生（自民・３期）氏を選出

◆立候補者（定数14/16名）

内堀 喜代志 (62)　現　２期目を目指す
赤田 憲子　 (59)　新　会社役員
黒岩 旭　　 (59)　新　農業
荻原 謙一　 (68)　現　２期目を目指す
森泉 謙夫　 (52)　新　会社役員
尾関 充紗　 (28)　新　元御代田町地域おこし協力隊
茂木 重幸 　(71)　現　２期目を目指す
小林 松孝 　(56)　新　会社役員
池田 るみ 　(55)　現　３期目を目指す ※公明党
市村 千恵子 (64)　現　７期目を目指す ※共産党
山浦 久人 　(68)　新　版画家
小井土 哲雄 (66)　現　４期目を目指す
五味 高明 　(72)　現　３期目を目指す
中山 温夫 　(66)　新　無職
内堀 綾子 　(48)　新　医療法人職員
西本 俊治 　(44)　新　宿泊業

　定数14に対して16名が立候補。 そのうち実に９名が新人候補者！ 改選後は確実に半数以上が新人に入れ替わるという選挙です。 何故このように顔ぶれがごっそり入れ替わる状況になったか。 町の特徴から探っていこうと思います。

◆住みここちランキング１位！

　概要に書いてるように御代田町は比較的小規模な町ですが、「いい部屋ネット(大東建託)」が毎年実施している「街の住みここち自治体ランキング 長野県版」で2021年の第１位に選ばれています。 軽井沢町と佐久市の中間に位置し、各街の中心部までクルマで約20分で行ける近さで町内の道路整備も進んでおり、町内にも買い物施設がひと通り揃っています。 また県外へのアクセスについては高速道路の上信越自動車道が近くを走っており、北陸新幹線は停車しないもののしなの鉄道との乗り継ぎで東京まで約90分～２時間で行ける近さが人気ポイントとなっています。 また町内の中心部に「雪窓公園」「龍神の社公園」という大きな公園があり、雄大な浅間山が見える景色と合わせて子育てや生活に良い環境だという声が多く挙がっているようです。

（新築住宅が建ち並ぶ町内）　

　更に隣町の軽井沢の人気が波及し「西軽井沢高原御代田」として避暑地、別荘地化も進んでいます。 それらの影響で御代田町は人口増が続いていて、1990年の人口が11,895人だったのが2010年には14,741人(※いずれも国勢調査より)となり、そして今年８月には遂に16,000人を突破しているのです。

有料部分では御代田町をけん引する “やり手” の町長や御代田町に魅かれて移住し町議に立候補した方を紹介しています。 そして、顔出しを嫌う候補者とは一体･･･？　もし宜しければ御購読いただきたく存じます。