【#101】長野県・諏訪市議会議員選挙レポート(2023 4.23)
統一地方選の後半は首長選挙に議員選挙と多数の選挙が重なり、時間が取れなくて候補者に会えず、取材が「ポスター撮影のみ」というものが何件か有りまして、今回の諏訪市議選も、そのひとつになります。
このような場合、何文字書こうが価格は「基本価格」のみとするルールで運営しているため、このレポートは市町村議選の基本価格である「¥100」で販売いたします。
胸を張って「面白いですよ!」とアピール出来る内容ではありませんが、お求めやすい価格となっておりますので、もし宜しければ御購読いただければ幸いです。
◆概要
面積:109.17㎢(長野県 第40/77位)
人口:47,560人(長野県 第12位)※2023年9月1日現在
人口密度:435.65人/㎢(長野県 第5位)※2023年9月1日現在
平均年齢:48.87歳(若い順 第13位)※2020年10月1日現在
衆議院は衆議院は長野4区に属し、後藤茂之(自民 7期)氏を選出
◆立候補者(定数15/17名)
現職12名、新人5名が立候補し、政党別では公明が1名、共産が2名立てています。
◆前回(2019年)の選挙結果(定数15/16名)
前回は現職9名、元職1名、新人5名が当選しました。 過去3回の選挙結果を見ると新人が5人前後当選しており、一定数で人の循環が行われているようです。
また前回結果を見ると、共産候補が下位から2番目と3番目に位置しており、今回は落選が2名のため議席を維持できるのか、気になるところです。
◆POINT 市長選は無投票当選
市議選と同時に告示された諏訪市長選挙は現職の金子ゆかり候補が無投票で3選を果たしました。
金子市長は1999年に県議を引退する父の後継として諏訪市選挙区から立候補し初当選。 通算3期務めた後、2015年に自公推薦の無所属候補として立候補し初当選し3期目に入ったのですが、困ったコトに初当選時から3期連続無投票当選なのです。
「さして欠点も無く、対抗馬もいない」という評判のようで、確かに、ここ数年で諏訪湖沿岸の遊歩道などの整備が格段に進んでいますし、任期中に大雨による災害も「諏訪市内では」発生していません(近隣自治体では発生している)。
安定した市政運営と幸運に恵まれているようですが、サスガに12年も市長選が行われず、市民の審判を一度も受けないまま市長を3期も任せっきりにしている状況は異常だと言わざるを得ません。 4年後に出馬するなら4期目となり、いよいよ多選の領域に入ってきます。 その時には誰か手を挙げて相対してもらいたいものです。 その有力な候補は、きっと市議の中にいるのでしょうが・・・
現在、諏訪市では市役所を始めとする公共施設の老朽化が進み、改築か維持か、または廃止かという選択に迫られています。 今年、市が出した資料(PDF)によると大部分が「維持」となっており「改築」という選択肢は殆ど見られません。 勿論、使えるのならば使い続けるのがベターでは有りますが、大々的に改修が進む諏訪湖沿岸と比較すると対照的に見えます。 または諏訪湖と諏訪神社上社に頼りきりな観光の強化なども必要になってくるでしょう。 そのような課題に対し、市議選候補者はどう向き合っているのか、見ていきましょう。
ただし、冒頭に書いた通り、候補者には全く会えていないので、選挙公報の見比べになります。 その点を御了承いただければ御購読いただきたく存じます。
お試しプライスのワンコイン、だと思ってもらえれば、、、
ここから先は
もし宜しければサポートをいただけると大変嬉しいです! いただいたサポートは今後の取材費として使わせていただきます。