日本先進会の研究(13) 介護の大改革と、矛盾
医療と同様に大切な「介護」 急速な高齢化が進むこの国においては解決すべき問題が山積みですね。
やはりこちらもキーワードは「国営化」のようです。 とりあえずまずは日本先進会が指摘する介護の問題点を見てみます。
なるほど、これらは間違いなく問題ですね。 この中で特に主張しているのが「家族の疲弊や崩壊」についてで、
在宅介護が多い現状が問題だと指摘しています。 では、これらに対して日本先進会が主張する解決策が、こちら。
基本的には「国営化」政策なのですが注目は1番目の「施設介護 “のみ” を保障」という点です。
施設介護を拡大し準国有化にして在宅介護を減らすという政策は良い提案だと思います。
もちろん在宅介護が必要な人には相応のサポートをすると。 介護施設の拡大や準国営化で介護業界や従事者の地位や賃金を上げて、誰でも利用できるようにして介護待機者を減らすというコトはとても大事だと思います。
ただ、ね、
医療も国営化で医者を増やす。 介護も準国営化で従事者を増やす。 人を増やす増やす、、、と。 これらが「中長期」のスパンで行う政策ならば将来医療介護事業に従事する人を確保するために、同時に「少子化」を解決しなければダメじゃないですか? 「少子高齢化」という言葉があるように「少子化」と「高齢化」はセットで考えなければイケない問題なのです。 だって、国がいくら「枠」を増やしたとしてもそこで働く「人」がいなければどーしよーないないでしょう? そーだとしたら、
日本先進会の研究(11) 少子化対策の鍵は「少子化対策を考えないコト」?でも触れましたが、少子化を食い止めるコトに消極的な姿勢とは明らかに矛盾すると感じるのですが・・・
次回は日本先進会が定義する「国営化」について触れてみます。
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