見出し画像

選挙結果振り返り(2022 12.11投票)

 先週は、なんといっても茨城県議選が有ったワケですが、数が多すぎて追いきれないためコチラでは紹介しませんでした。
 結果ですが、今日の朝、

 というニュースをちらっと見たので、それを鵜呑みにしかけていたところ、改めてニュースをチェックしたところ、

 実際は結構自民、ダメージ喰らっていたのです。 確かに無所属で当選した候補が自民党(or自民会派)入りするコトは多いので、結果としては現状維持レベルまで持っていける可能性は有りますが、それならば現職が落ちなければ勢力拡大できたワケだし。
 保守王国のひとつである茨城で、コレですか・・・ 来年の統一地方選、荒れそうですね。

 それでは、先週取り上げた選挙について振り返ってみましょう。


◎茨城県・笠間市議選(定数22/25名)

 自民から現職2名、公明から現職+新人の合わせて2名、共産から現職2名立候補しており、更に維新・参政・N党が新人を1名ずつ立候補させているというカオス味の強い選挙、でしたが、 結果、N党を除く国政政党候補は全員当選となりました。
 Nの落選について文字数を割くのも勿体ないので他党候補について触れていきますが、現職が2名落選した中で共産党が複数擁立して生き残ったのは、あっぱれといって良いでしょう。 共倒れの可能性だって考えられるパターンでしたので。
 そして、参政党。 彼らの主張について、この場では触れずにおきますが、とにかく候補者の演説がド下手すぎて、一度見たら絶対に入れないと思うハズなので、如何に街頭演説が有権者に届いていたにかが分かりますね。 何かしら演説が届きやすい環境(制度)を構築できないものでしょうか・・・
 尚、投票率は前回から10ポイント近く下がりました。 県議選の笠間市選挙区が無投票だった影響も大きそうですが、下がりすぎですよね。


◎茨城県・坂東市議選(定数20/21名)

 定数プラス1の選挙で、公明2名、共産1名立候補していましたが、共産候補は18位で当選しました。 しかしながら得票数は300票近く失っており、69歳という年齢を考慮すると、そろそろ後継候補を考えなければいけないかもしれません。
 尚、投票率は前回から約10.5ポイント下がりました。 こちらも県議選が無投票だったのですが、、、


◎神奈川県・逗子市長選

 自民・公明プラス立憲が推薦する、2期目を目指す現職。 という、どう見ても盤石な候補に挑むは、1998年に31歳で逗子市長に当選し2期務め、その後、衆院議員を1期務めたという輝かしい経歴の元職が16年ぶりの市長返り咲きを目指して立候補してきた選挙。 接戦になるかと思いきや、4倍近い差をつけて現職が圧勝しました。
 “2期目の現職” という基本的に有利な環境下で自公+立憲の推薦を受けた組織力にモノを言わせた、というよりも、この票差なら1期目の市政運営が評価されたと前向きに見るべきでしょう。
 逆に元職はアチコチふらふらしたのがマイナスに捉えられたのでしょう。 衆院議員まで務められた方ですが、これが「トドメ」になるのでしょうか、、、


◎神奈川県・大井町長選挙

 前回と同じマッチメイクとなりましたが現職が新人を返り討ちで破り再選を果たしました。 前回は三つ巴の選挙で新人候補2名の票を足せば現職を上回っていたのですが、“現職の2期目” の壁は厚く、新人は再び敗れてしまいました。


◎福岡県・小竹町長選

 3期務めた現職(全て無投票当選)が引退、その後継を巡って3人の新人が争う、実に24年ぶりの町長選でしたが、議員経験の無い女性の新人候補が元市議を破り初当選しました。
 女性候補なので有利に働いた、30代で町長は若すぎて荷が重いと見られた、などの見方も出来ますが、何より有権者が町政の刷新を井上候補に託したというコトでしょう。 期待しています。

◎福岡県・小竹町議選(定数12/14名)

 現職9人と新人5名で、うち公明1名、共産2名立候補した選挙。
 共産候補は8位と12位で2名とも当選しましたが、12位の方は次点候補と僅か2票差という。 危険な賭けに勝ったというか、危ない橋を渡りすぎというか、どちらにせよ喜んでばかりはいられないですよね(それでも喜んでばかりいるのが共産党の共産党たるところなのですが・・・)



以上になります。当選した皆様の御活躍をお祈り申し上げます。






いいなと思ったら応援しよう!

金城ガンヂ
もし宜しければサポートをいただけると大変嬉しいです! いただいたサポートは今後の取材費として使わせていただきます。