【レポート #15】長野県・佐久市長選挙&佐久市議会議員選挙レポート(2021 4.11)
佐久市は長野県東部(東信)の市で、長野新幹線(現 北陸新幹線)が開通してから飛躍的に発展した自治体です。 今回W選挙というコトで激しい選挙戦を期待していたのですが、まさかの “W無投票”! 準備が進んでいないせいで事前に書いていた部分は無いのですが、重要な自治体の選挙結果なので無料でまとめておこうと思います。
◆佐久市長選挙
柳田 清二(やなぎだ せいじ)さんは中央大学卒、衆院議員秘書から佐久市議会議員~長野県議会議員を経て2009年に新人同士の選挙戦を制し市長初当選。 今回で4回目の当選で無投票当選は初めてです。
柳田市長の特徴として「Twitterを上手に活用している」点が挙げられます。
と、佐久地域の新型コロナに関する情報を毎日載せていますし、2014年の豪雪被害や2019年の台風被害の際は固有のハッシュタグを作って市民から情報を募り随時拡散、その情報を基にして職員や消防団員を派遣して災害対応にあたりました。 首長がTwitterを活用してリアルタイムに災害対応した事例はそれまで無く県内外で高い評価を受けたのです。 また、
昨年5月の検察庁法案改正問題で首長として異例の態度表明をして地元紙に取り上げられて注目を集めたりしています。 ただ時には、
今年1月のアメリカ合衆国議会議事堂襲撃事件を受けて上記のようなツイートをしたらJアノンなどの方々から総攻撃を喰らいツイ消しに追い込まれています。 とまぁ、とにもかくにもTwitterを上手に活用している首長と言えるでしょう。 今回初の無投票当選で4期目となり、このパターンだと総じて市政の停滞やマンネリ化が危惧されますが、
と語っていてこの状況の危険性を正確に把握しているようなので、市民に開かれた市政を更に進めていただきたいと思います。
ただ、それにしても・・・
このマスク、日の丸が口にくるようなデザインは “その筋” の人が見たらモーレツに怒るような気がするんだけどなぁ・・・(汗)
◆佐久市議会議員選挙
定数が26名と多い議会議員選挙で無投票となるのは珍しい気もしますが、これもコロナ禍の影響なのでしょうか(前回は31名が立候補)。 党派別では自民1公明3共産3と、ここまでは変わりませんが今回維新所属の議員が1名入っています。 小金沢 昭秀(こがねざわ あきひで)候補は2013年の市議選で維新所属で初当選しましたが2017年は何故か無所属で出馬して落選。 今回は維新の看板を再び背負い返り咲き当選を果たしました。 長野県内における維新の勢力はまだまだ弱いですが、ここから徐々に勢力を拡大するのか注目するところです。
◆あとがき
市長選は柳田氏が盤石なので選挙戦になっても結果は見えていたかもしれませんが市議選は候補者が定数超えて選挙が行われば長野県内における維新のチカラを可視化出来る貴重な機会になったかもしれないので、無投票になったのは残念でなりません。 現在衆院長野2区に維新の候補が立候補する予定が有りますが、彼がまた結構な「アレ」なので総選挙の際には必ず取材したいと思っています。
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