今週の選挙(2023 8.13投票)
今週は選挙が6件です。 先週の29件から激減しました。 しかも全てダブル選挙なため、選挙が行われる自治体は3つというコトになります。
うち2自治体には他の選挙ウォッチャーさんが取材に入られるようですが、一応コチラでも紹介させて下さい。
◎岩手県・盛岡市長選挙
6期目(！)を目指す現職に三度目の挑戦となる新人が挑む一騎打ちです。
両者無所属ですが現職は県議時代は自民党公認で当選しており、現在も自民党系の支持を受けているようです。 一方の新人はガチの無所属な様子で、選挙数か月前から二連幟を持って交差点等に立っていますが、二連の相手が検索してもなかなか出てこない民間企業勤務の方々で、政党色は無さそうです。
前々回は約1万7千票差だったのが前回は約5千票差まで迫っており、それだけ見ると「今回こそ！」となりそうですが、前回は自民系候補が分裂したので接戦になったようで、それならば一騎打ちの今回は、、、 と見えてしまいますが多選に対する批判は当然あるでしょうし、物価高騰の給付金を出したのが告示直前だったという話が有るなど、現職の評価も調べた限り芳しくありません。 そんな選挙、どうなるでしょうか。
◎岩手県・盛岡市議会議員選挙(定数38/50)
現職29人、元職1人、新人20人が立候補し、政党別では公明3人、維新1人、国民民主1人、立憲2人、共産5人、れいわ1人、参政1人、幸福実現党1人、地域団体から2人となっています。
盛岡市議会の会派別名簿を見ると自民系会派に16人所属しており(国民民主1人、幸福実現党1人含む)、無所属候補33人のうち半分超は自民系だと見て良いかと思われます。
立憲と共産は現職が立候補し議席維持を目指します。 退潮傾向が続く両党において落選数の多いこの選挙で維持できるかどうか、気になるところです。
維新は「元県庁職員・42歳」という “いかにも” な人物を立ててきました。 先週の郡山市議選では71歳の新人が落選しており、地盤の弱い東北で党のイメージに合った候補を立てた今回は当選したいトコロ。
れいわは郡山市議選で2位当選を果たした勢いでココでも当選させたいトコロですが、気になるのは山本太郎代表が告示日の日曜日に応援に入ったコト。 郡山市議選では前日となる選挙戦最終日の土曜日に入ったコトも2位当選の一因と思われる中、早めに入って効果が薄れてしまうような気がしますが、どうなるでしょうか。
参政党は56歳の方で個人のキャラクターは強くありませんが、告示日に神谷宗幣参院議員が入り、最終日には松田学代表が入るようで明らかにチカラが入っています。 党幹部2名入れたからには当選はマストでしょうが、果たして。
地域団体は「選策分離もりおか」という名前です。 候補者2人のうち1人は代表を務める今回初めて立候補した方。 もう1人は前回「政党こどもの涙ゼロ」という団体から出馬しブービー落選された方です。 果たして当選成るでしょうか。
ちなみに現在盛岡市役所の移転先を巡り意見が分かれているようで、市長選も市議選もそれが争点のひとつとなりそうです。
◎京都府・井手町長選挙
7期28年も務めた町長が引退し、その後継を自民、立憲、公明、国民民主が推薦する町議4期目の方と共産党推薦の町議8期目の方がともに任期途中で辞職し立候補しました。
構図だけ見れば「皆まで言うな」という気もしますが、町長選も実に20年ぶりとなるため選挙戦になって民意を示すコトが出来るだけでも有難いです。
◎京都府・井手町議会議員補欠選挙(定数2/3人)
というワケで町長選出馬で空いた2議席を争う補選が行われます。 共産党は貴重な1議席を投げ打って町長選に出したのですから、この補選で公認候補を何がなんでも当選させなければなりません。 注目なのはむしろコチラなのかと。
◎京都府・和束町長選挙
皆様、このニュースを御存知でしょうか。
今年6月、北海道で行われた「日本で最も美しい村連合」の総会に出席した日の夜、道路を横断中クルマにはねられて、堀忠雄 和束町長が亡くなられた悲しい事故。 それを受けて行われる町長選です。
自民、立憲、公明が推薦する元町農村振興課長の方と、元建設会社社長の方と、4期途中まで務めた町議を辞して立候補した議長経験もある方の3人で争われます。
おそらく元町職員と元議長による争いになるように見えますが、政党に推されているけど知名度の低い村職員が勝つのか、無所属ながら町議選を4回戦って知名度のある候補が勝つのか、注目です。
なお、補選も行われますが、そちらの紹介は省略させていただきます。 ゴメンナサイ。
以上となります。
候補者の皆様の御健闘をお祈り申し上げます。
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