自民党総裁選を振り返ってみたりする

　「洋菓子の店・自民党」はパンケーキの次にナタデココを推すコトに決めたようですね。

　上記の記事でも書きましたが、コッテリ味が飽きられたらアッサリ味を出してお客様のご機嫌を伺うのは、かつての自民党の “王道” であり、結果として自民党はベターな選択をしたのだろうと思います。
　どーいう味なのかハッキリしないけどとりあえず美味しいナタデココ岸田は、さして欠点も無いため(それ以上に個性も無いが)争点がボヤけ論争が丁重になり、投票率が下がった結果自民党の負けは最小に防ぐコトが出来るだろうと。
　前回の衆院選で勝ちすぎた反動が確実に来るのでどうやったって議員は減るのだから、それならば減少幅を抑えるコトが大事なハズです。　もし河野太郎氏が総裁になれば、上手くいけば大勝ちして議員を増やすかもしれませんが、総裁選でさえ方々からツッコミが来るような人間なのだから総裁になったら衆院選で更なる炎上を招くリスクがかなり有るので、基本的に菅総理の失政のせいで劣勢な自民党なので安全な運営を選択したのは、正解かなと私は思っています。

　それにしても、河野太郎氏の議員票の少なさに驚いた！ この数字を見て頭に浮かんだのは、

①どんだけ安倍ちゃんは金をバラまいたり脅したりしたのだろう
②どんだけ安倍ちゃんは石破のコトが嫌いなんだろう

　というコト。 安倍ちゃんは自分がキングメーカーであり続けるために、というか、自分が森友問題や桜を観る会問題、そして河井案里問題で逮捕されないように、なりふり構わず動いたんでしょうね。 実に見苦しい･･･

　そして私が最も注目していたのが、高市早苗氏の党員票数。 この数が現在の自民党員の思想が伺えると思ったからです。 ある政治アナリストが言ってましたが、

岸田氏は昭和自民党への回帰
河野氏は2000年代自民党＝小泉純一郎時代への回帰
高市氏は、言わずもがな安倍時代への回帰

　と。 そうだとするならば高市氏への票は右傾化と分断を進めた安倍政治の支持率を表すハズで、結果は都市部で票を伸ばした面も有りますが党員票で１位を獲得した都道府県は地元の奈良県だけで安倍ちゃんの地元の山口県でも１位は獲れなかった、と。 私がネットで活動している場末のライターで有る手前ネトウヨ様の声の大きさばかりが目につき、さも高市氏が絶大な支持を得ているように見えましたが実際はそんなコト無いようで安心しました。　と同時に河野氏の圧倒的な党員票は、自民党支持者は小泉純一郎時代の成功体験から未だに抜け出せていないのだなぁと心配になってしまいますが･･･

　これで衆院選は、「新自由主義からの脱却」を(一応)掲げる岸田氏と、「消費税減税」を掲げる立憲民主党・枝野氏との対決になり、小泉純一郎時代からずっと時代のメインストリームだった「新自由主義」がわき役に追いやられた形に(表向きは)なり、弱者を切り捨て格差が拡大した時代が終わる、かもしれない分岐点になればイイなぁ･･･ と願うばかりです。

　そして、最後に私が最も言いたいコトは･･･

　このクソ野郎が総裁にならなくて良かった！！ 最近酒を呑むコトがめっきり減った私ですが昨日は久々に祝杯を挙げました！！

美味しい酒でした♬