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選挙結果振り返り(2023 10.15投票)

 とにかく都議補選の結果に衝撃を受けた先週の選挙。 そちらも振り返りつつ「選挙公報」「選挙ゴロ」について書いてみました。 是非ご覧ください。




◎茨城県・大洗町議選(定数12/14人)

 現職12人、元職1人、新人1人が立候補し、政党別では自民が2人、公明共産が1人ずつ立て、女性候補が2人出た選挙は現職2人が落選。 政党候補&女性候補は全員当選しました。

 元職と新人が当選したので現職が全員当選し “選挙しても変化なし” という事態は避けられました。
 ココで珍しく選挙公報を貼ってみますが、 

(候補者個人を揶揄する意図は無いため、名前をボカしています)

 このような、丸々手書きの候補が当選しました。 自民公認候補というコトが当選した要因なのでしょうが、こんな読みにくい公報しか出せない方でも当選できたのは、訴えをちゃんと書いたからかと。
 では、落選した候補はというと、、、

(候補者個人を揶揄する意図は無いため、名前をボカしています)

 この候補が次点で落選。

(候補者個人を揶揄する意図は無いため、名前をボカしています)

 この候補が最下位落選です。 現職だからと舐めてかかったのでしょうか、こんな手抜きの公報を出した結果、落選したのです。
 選挙取材界隈には「選挙公報なんてウソとホラしか書いていないのだから無意味!」と言う方もいますが、少なくとも候補者のヤル気、資質を見極めるためには重要なツールだというコトを、この例から見て感じていただければ、と私は思っています。


◎東京都・東京都議補選 立川市選挙区(定数2/3人)

 定数2の選挙区ですが現職2人とも9月の立川市長選に立候補したため、それを補う選挙で、自民、立憲、都民ファースト公認の3人が2議席を争う選挙は都民ファと立憲の候補が当選。 なんと自民公認候補が落選しました。

 自民の候補は5期務めた立川市議を辞しての出馬で、立憲の候補は2021年の都議選で町田市選挙区(定数4)から出馬し時点で落選(自公共都ファが当選)した方で共産、れいわ、社民立川支部、生活者ネットワークの推薦を受けた方。 そして都ファの候補は民主党→国民民主と移りながら立川市議を5期務め、9月の立川市長選に出馬するも落選した方でした。

 既にニュースで大きく報じられていますし、私が持っている知識は、

 山本期日前さんの開票ライブから得たものなので、改めて結果をまとめた上記掲載の動画を見ていただいた方が早いですが、都民ファ候補のトップ当選にも驚きつつ小池都知事が3回も応援に入ったと聞けば納得する一方、まさか市議を5期務めて前回の市議選でトップ当選した自民公認候補が、2021年の都議選で他選挙区から出たような “落下傘候補” に敗れるとは思いもしませんでした。
 投票率が9月の立川市長選から約10ポイントも下落(27.39%!)し、なおのこと組織票を持つ自民候補が有利に働いて然るべき中で落選してしまうのは、岸田政権の不支持が世論調査の数字以上に強く、更にあの「増税メガネ」という言葉が相当市民に浸透し、2021年の衆院選に出た「立憲共産党」以来のキラーワードに育っているのではないかと。
 今週、二つの国政選挙補選が行われますが、もしココで二敗しようものなら解散総選挙が出来なくなるばかりか、“岸田降ろし” が加速するのではないかと私は考えます。 何だか、菅政権が退陣した頃の空気感に似てきた気がするのです・・・


◎東京都・御蔵島村長選挙

 伊豆諸島の島で三宅島の南にある御蔵島の村長選。 4期務めた現職が退任し、元村議と主夫の新人2人が争う選挙は元村議が初当選を果たしました。

 ・・・うん、やっぱりこれ以上の情報が無い(汗)。 上記掲載のニュースを見て下さい。


◎京都府・精華町長選挙

 元兵庫県議で、統一地方選の際にオレンジをパクった「参(まじわり)政党」という政治団体で立候補して、落選後は各地の首長選に出ている “選挙ゴロ” が、10月1日の岡山県・総社市長選から中1週間で立候補した選挙。
 当然ながら現職が当選したのですが、選挙ゴロは約24%の得票率で供託金没収とはなりませんでした。 無投票はイヤですが、こんなフザけた人間が出てくるのは話が別。 また近々出てくるでしょうから今度こそ「供託金没収」という “鉄槌” を下して欲しいと、切に願います。


以上となります。
当選された皆様の御活躍をお祈り申し上げます。



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