扇風機から変な音がする! 原因と対策編(仮説検証とプロトタイピング)
関東では30℃近い暑さ。うちの扇風機も大活躍です!
リビングで使っているのはもう25年もの(1996年製)、古いですが現役。ところが、最近、ビリビリと変な音がするようになりました。
どこから音がするのか?
息子 「モーターが外れそうになっているのでは?」
私 「それは、ありえない!」 とあっさり却下。
モーターが外れそうになったとき、こんなやさしい音では絶対ない。周期的にビリビリという音が繰り返されている。いわゆる共振音です。
音の原因をさぐる
音の出方から、外枠のカバー部分が共振しているのだろう、と推測します。
確かめる方法は、簡単。カバー部分に手を当てて...
ほーら、音が止まった。手で軽く触れるだけで、音が消えるということは、カバー部分が共振振動して音が出ているという証拠。
対策は紙一枚!
原因がわかったら、対策です。手で触れておけば音はしないわけですが、ずっと手で押さえているわけにもいかず。ここは、誰か代わりに、押さえてもらう必要がある。
誰か頼める人は?
いや、いや、ここは、人ではなく、モノの出番ですね。
共振を押さえればいいので、途中にクッション材を入れるとよさそうです。耐久性も必要なので、広告紙を1枚挟み込むことにしました。
外から見えないように、小さめに切って、4枚重ねて挟み込み。このあたりは感覚で。
赤色で囲んだところに、紙を挟み込んでいるのですが、見えますか? 小さめにしたので、ほぼ見えないですねw
真上から見ると、こんな感じ。きれいに内側に紙が隠れています。
これで、ビリビリ音はきれいに消えました。パチパチ!
仮説検証からプロトタイピングへ
原因を突き止めるには、まずは仮説思考で初めて、簡単な実験で検証する。これまさに、仮説検証のプロセスです。紙1枚で対策したのは、プロトタイピング。手っ取り早く形にして、効果検証する。今回は、このままプロトタイプだけで完了です。
コスト0円。夏の自由研究にも使えるかもしれないので、興味のある方は、どうぞ!
この記事を書いたのは、
もうそうビズ企画 代表 川原茂樹
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