妄想彼女:思い出せない彼女②「アキ」
【はじめに】
「アキ」が夢に現れる。
ルイとケンカをしている。
これから会えるのか?
「思い出せない彼女」の二人目として、妄想を加えてここに記します。
【その名は「アキ」】
俺は専門学校を出て就職5年目の社会人だ。
先週病院から退院したばかりだが、体調不良で入退院を繰り返す自分に疲れていた。
そんな時、ルイと会って俺は知らない自分を知った。
俺は「いやな思いをすると、関係をもった女性の記憶をなくす。」らしい。
それと「俺が触れただけで女性は何度も✕って失神し、忘れられない体験をさせてしまう。」ことだ。
ルイ以外にも関係している女性は複数いるという。
なので皆、俺を探しているとのこと。
そしてアキに会った。
「○○さ~ん!。やっと見つけたー。」
どこかで聞いたセリフだ。
そう。ルイも同じ言葉を投げかけていたな。
「聞いたよ。出社したって。」
「ああ。そうなんだ少し前にね。で。君は・・・?」
「あれ?。忘れちゃったの?。冗談でしょ?。本当に!。」
「ああ。本当にそうみたいです・・・。」
この人は一体、何をしてる人なんだ?
スタイル抜群でアイドルみたいな身なりだ。
俺とは住む世界が違うようだが?
【お付き合い2カ月で失踪】
アキもルイと同じく1カ月前に突然、俺と音信不通になったらしい。
理由を知らないのかな?。かなり怒っている。やり場がないようだ。
アキは高校を出てすぐに、読者モデルをやっているとのこと。
なるほど。派手とは違ういい身なりの訳だ。
付き合い始めて2カ月で失踪じゃ怒るよな~。
ルイから聞いたことを恐る恐る話してみることにした。
ある程度は分かっていたらしいが、記憶がなくなる話は知らないようだ。
複数の女性がいたのは承知の上とはいえ、よく考えてみると納得できないと激怒している。
「アキが記憶を飛ばしたのか?」
「違うよー。アキじゃないー。よくわからないけど、丁寧に扱うようにって言われてたからねー。」
「そうか・・・。って誰に言われたの?」
「んー。ナルミねぇだよー。どうせ覚えてないでしょ?。」
【ナルミねぇとは】
「あー。悪いね、覚えてないや。ナルミねぇってどんな人なの?。」
「モデルの先輩だよ。○○さんと付き合ってるって言ってた。」
「そのナルミねぇとも付き合っていたのか。ナルミねぇに紹介されたの?」
「そうだよー。もう一緒に居られないから、アキに付き合ってほしいって。」
「一緒に居られない?。」
「そう。○○さんはメチャメチャ好きだったみたいですよー。ナルミねぇのこと・・・。」
「へー。ナルミねぇねー。そんなに好きだったのかー。」
「体がもたないって!。私もそうだけど・・・。私はやめられないよ・・・。」
「あれのことですか・・・。」
「そう。付き合っていたいなら、とにかく丁寧に扱いなさいって言われてた。」
なるほど。記憶を飛ばしのはナルミねぇでもアキでもなさそうだ。
それにしても、アキだってかなり俺好みと思うが・・・。
【アキを誘いたい】
あー。ヤバイ。アキってなんていうかなー。
ちょっと手の届かないところにいる人って感じだよな~。
ピシッと着た服がかえって何かを想像させる。この感じはヤバイー。
そう。アキはやさしい。俺を見て何気に部屋に誘ってくれた。
両頬に手を添えると身震いを始めた。
耳、首、背中と手で摩ると、そのたびに✕ってしまう。
胸に手を伸ばすと失神してしまった。
そのまま、口で胸を◇すると✕って身震いが止まらない。
時々、はっと目を開けるが、また失神してしまう。
最後まで終わった時には、✕過ぎて身震いがしばらく止まらなかった。
アキってすごい。全て受け入れてくれた。
この姿を一度きりなんて無理だ。
次に会った時も俺は我慢できないよな。きっと・・・。
【記憶をたどり直す】
これでアキを思い出したことになる。
それにしてもナルミねぇも気になるなー。
アキより好きになった人って・・・。
会えるのかな。ナルミねぇにも!
期待と不安を交差しながら、また仕事に励むことにした。
つづく