マイブーム読書。その2
タイトルを音読したら、「モーニング娘。」とイントネーションが同じだった。
前回の本を読み終えるかどうかという頃、早くも次に読みたくなっていた本がこちら。
最近のネットの炎上の原因には、多様性が認められていないとする主張も一つにあるようだけれど、私はこれにどうも歪さのようなものを感じていた。この違和感は何だろうともやもやししていたが、通勤中にイヤホンで流し聞きしていたホリエモンの話がヒントをくれた。
彼曰く、ネットの炎上は叩く人に読解力・行間を読む能力がないのが原因であると。
そこでネットの炎上と多様性をやたら認めさせようとする風潮の違和感が私の中でつながったような気がした。
話が逸れるけど、私も今でいうところのLGBTであるのでそりゃあ皆に受け入れてもらえたらいいとは思うけど、相手の考えや感情を押し殺してまで認めてもらおうとは思っていなくて。
人はお互いのいいとこ悪いとこ全てを総合的に見て好き嫌いの判断をして関わっていくものだと思っている。金銭感覚パーでも優しいとか楽しいやつとか。付き合い方の距離感は考えるけど。
だからLGBTであることはあくまで私の一部で、それだけで嫌いになるやつは嫌ってくれて結構だし、価値観として受け入れられないけどお前のことは好きだと言ってくれたら嬉しいとも思う。
何の話だったか。ネットの炎上=読解力がない人が暴れるから=多様性を声高に叫ぶ雰囲気と私の中でつながったと。
私は自分のつぶやきで揚げ足を取られるのがめんどくさいし、そもそも全世界に向けて仕事や人間関係の愚痴とかお金欲しいとか叫ぶことに何の魅力も感じていないので、もっぱらROM専である。珍しくつぶやいたのは、2年ほど前にオンラインゲームで一緒に遊んでくれる人を募集したのが最後だ。
しかし、先ほどの動画から得た学びを踏まえるとある考えが浮かんだ。
自意識過剰なくらいネットのトラブルを警戒してきていていたが、知らないうちに自分はトラブルを起こさない人間だと慢心しているのではないか。
つぶやかないので起きていないだけで、ひょっとしたら自分の読解力だって同等ではないのか?もしそうならさっさと修正しないと今の人間関係も失って人との対話がなくなって意固地になって老害の仲間入りでは?うわー無理。
そんな恐れや焦りから、道場の門を叩くような気持ちで冒頭の本を手に取った。高校生向けかもしれないけど、得るものが多々あった。
読解力を鍛える具体的な方法の中で、行間を読む力は小説で養えるというのが目から鱗だった。小説は苦手で理屈っぽい本を好むので、これは参考になった。
また、ネットは自分の好きな情報が得られるので相対する意見に触れる機会に乏しくなり無自覚のうちに自分が正しく否定的な意見は認めないような考え方になりがちだという主張は、私も同じことを以前から懸念していたので同志に会えたような気がしてほっとした。ほっとしていいものかわからんが。
最も思いがけなかった素晴らしい知見は、現代の宗教はお金であるという考え方。これは難しすぎて私の拙い文章では説明できない。ぜひ色んな人が読んだらいいと思う。
これに気付けるというか、そういう考え方もあるなと心に留めるだけで自分が生きていく世界の見え方が違ってくるんじゃないか。
はぁ疲れた。たくさん書いたので今回はここまで。
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