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映画「100日間生きたワニ」を見たので感想書く

普段映画館に行く人ではないのですが、5年ぶり以上くらいに映画館に行きました。題名に書いている通り、今話題沸騰中の映画「100日間生きたワニ」です。

世の中的には、よくこんなツイートを見かけます

 見てもないやつが批判している
 映画館で椅子がガラガラなのをいいことに、文字を書いて遊ぶ
 紙芝居
 虚無

前半二つは論外として、後半二つはどうなのか。擁護勢とか電通からお金をもらったわけではないですが、後半二つは誇張表現なのかなと思います。なぜそう思ったのかは、続きで語っていきたいと思います。

あと、漫画はちゃんとは読んでおらず、最後のオチだけ知っている程度の人です。桜の写真撮って「よくね?」ってLineで送る死亡フラグを知っている程度です。


先にまとめ

原作再現はすごい
60分1900円の価値があるかといわれるの厳しい
友人と見に行くのは非推奨


あらすじ

大体60分の映画です・
https://100wani-movie.com


web版100日目=ワニの死 からスタートして、回想が入り、100日前に戻ります。そして100日前= 12月スタートで1月、2月、3月とイベントをこなしていく流れになります。

ここまで大体40分で、おそらく原作漫画通りの展開で、それらを映像化したものになります。ちなみに、ネズミ君はワニ君に桜の写真を送って「よくね?」って送ります。

残りの20分は、映画オリジナルでワニ君の死後に仲良しグループがどうなってきたのかというのが描かれます。

ちなみに、漫画にないストーリーは後半20分なので、そこに価値を感じるかどうか、ワニ君の友達の聖人ネズミ君がどうなったのかということがきになったら見るのをお勧めは。。。ちょっとするかも。

感想

ネタバレ込みで感想を書いていきます。

よかった点

以後よかった点をまとめていきます。これがこの映画を見る価値かなと思っています。ちなみにアフターストーリー周りに関しては特によかった点が自分にはないので、特に触れていません。

漫画の絵柄が再現されてそれが動く   

 紙芝居とか揶揄するコメントがありますが、ぶっちゃけそれを求めるのは間違っています。

 ぬるぬる動くキレイなアニメーション見たかったら閃光のハサウェイかシンエヴァンゲリオンみたほうが100倍良いと思います。

 原作の絵柄と雰囲気を丁寧に再現しようとしたところは間違いなく評価点だと思います。

いきものがかりの主題歌よかった 

 クソげーでもありがちな主題歌だけはよいみたいな現象が起きています。ラストリベリオンかな。


誰にでも起こりうる物語なのかなと思えるストーリー 

 変わってしまった日常、続いていく毎日。
これは、誰にでも起こりうる物語。

「共に生きる」と書かれたポスターの文言の意図は見ても掴めませんでしたが、「これは、誰にでも起こりうる物語。」ということに関しては、同意できました。要は友人が突然いなくなったよ。みたいな話なので、起きうるよねといった感じです。

私事ですが、大学のサークルの同期と先輩が結婚したと聞いた時くらいには「起こりうる~」って思いました。

悪かった/賛否両論点

ここから悪かった点を書きます。賛否両論になるかなといったところはそれ含めて触れていきます

60分1900円はコスパが悪い

個人的にこれは確かにいただけないところなのかなと思います。U-Next一か月だよ?カブトボーグ全部見れるんだぜ?1900円だと19人にカートレーサーを送ることもできます。

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ただ、あの映画が90分から120分になったら、それはそれで悪かった点に「長い」と書くと思うので、長さはちょうどよいということにしましょう。

100日という数字が意味をなしていない

最大の問題点です。前述の通りストーリーは100日を月単位で分割してミニイベントを消化している状態です。100日前と表示されて、回想が出るんですが、それ以降100という数字が出ないというのも空気感出しています。

 100日間生きたワニとタイトルがなっているんですが、別にワニ君100日前が生まれた日ではないのと、100日をもっと必死に生き抜いたとかそういうわけでもないので、タイトルに偽りがある状態かなと感じました。

アフターストーリーに出てくるカエルのキャラが悪い意味で濃ゆすぎる

アフターストーリーに出てくるカエル君のキャラが個人的にうざいレベルまで達していました。
カエル君は「今度メシ行きましょうよ~w あっ、年齢同じ? じゃあタメ口でいい?」みたいな話しを連発する奴です。ちなみにこれ言われたネズミ君は「あ、うん」みたいな反応してました。たぶん自分もそうなります。

自分は結構共感性羞恥心が強いほうなので、アイタタタ。。。みたいな感情が先走ってみてられなかったです。steamの評価なら賛否両論タグが付きます。(steamの評価は相当なクソゲーじゃないとほぼ不評がつかないので、ただクソゲーは賛否両論で留まることが多いです)

アフターストーリーが微妙な展開  (ネタバレ込み) 

個人的にはこれが一番の問題だと思います

グループの一人がいなくなる -> グループが集まらなくなるというストーリーがあれば、ほぼ次の展開は「なにかしらのきっかけで集まる」という流れになります。これセンター試験の現代文でも使えます。 

 
これ自体は、よくあるテンプレなので、問題はないのです
ここでグループが集まるきっかけを作るのが カエル君です。そう、賛否両論カエル君です。

カエル君がやべー絡みをするのに対して、ワニ君以外のメンツが若干引きぎみで進んでいき、最終的にカエル君が「自分ノリが違うんですかね。。。」といって泣き始めます。これ見てるとき心の中で「せやで」ってなってました。あと時計見てこの映画の終わりが近いことも確認しました。

このあたりの話の流れを箇条書きをすると以下の通りになります

泣いている賛否両論カエル君をワニの親友のネズミ君が慰める
ワニ君を慰めたときと同じように日の出を見に行く
ワニ君がやってくれたことをネズミ君が今度はカエル君にしてあげる
ネズミ君がワニ君のことを吹っ切る

自分が気になったこととして、カエル君「何も成長してなくね」ってことでした。

20分前後、常にカエル君の鬱陶しさが常に強調されて、それらを解消するための展開もなかったのは、納得のいかなさを自分は感じました。

ワニ君親友枠のネズミ君が何故カエル君を慰めようと思ったのかなど、そのあたりが読みとり切れないのも問題です。ちなみに、ネズミ君の職場に来て、仕事中にカエル君泣いているのでまじで面倒な人状態です。

(ワニ君の失恋を慰めるときを彷彿させたんだと思うのですが、ネズミ君は自業自得みたいなところあるので、やっぱりネズミ君が聖人という印象だけが得られます)

これ、よく考えるとワニ君寝取られているのでは。まじか、こんなことに気が付かなかったら良かった。

まとめ

ネットで書かれるくらいには悪くはないが、映画館で見る映画ではない気がします。

100日目に映画化しますとかの告知のやりかたは流石にまずかったかなと思いますが、このあたりはきっとどなたか考察してくれるので、お任せします。

でも、100日毎日SNSで報告するという文化が生まれた作品を映画化するというのはやっぱりやり方としてよくなかったよなぁ。。。漫画サイトみたいに、一日60円とかで販売もしくはyoutubeでやるほうがよかったんじゃないかなと思ってしまいます。

ちなみに友人と見に行きましたが、見終わった後は、新宿のTOHOシネマズから、喫茶店でお茶することもなく、駅に向かう最中で感想語ることなく帰ったので知り合いとみるのはお勧めしません


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