「 」始めます。
僕には思うことがある。
いじめ、差別、虐待、犯罪、
戦争はいつになってもなくならないし、
環境問題も解決されない。
なんで、なんで、なんで、
なんで、世の中、こんなに問題が山積みなんだろう。
いや、
なんで、自分は、思っているだけなんだろう。何も動けないんだろう。
いつも、「もっとこうすればいいのにな」を心の中に閉じ込める。
何をしたらいいんだろう。僕にできることはなんだろう。
この前ニュースを見ていたら、16歳の少女が、国連(NY)で演説していた。スウェーデンのグレタさん。一人で抗議をしたのが始まりだった。
17歳でノーベル平和賞を受賞したパキスタンのマララさん。11歳の頃、女の子にも学校に行く権利があることをインターネットで訴えた。
映画『わたしはマララ』
「ノーモア地雷」を訴えた柴田さん(愛知県)。小学校授業で地雷について勉強し、地雷廃絶のために動き出した。漫画を描くことから始めたその運動は、多くの大人が共感し、海を越えてアメリカ政府まで届くことに。
年齢なんて関係ない。
良くないと思っていること、もっとこうすれば良いと思っていること、
言葉にすることから始めよう。
思っていることをどんどん言って、大人たちを驚かせよう。
小さな一歩が、いずれ大きな一歩になるのでは?
大人たちを、こっち向かせよう。
こういう子どもが多くいてほしい。
そして、どんどん発信する。
そんな、時代になるべきだ。
そういう思いで「 」を始めました。
今、多くの中高生が、SNSのアカウントを持っています。
多くの中高生が、そこで「つぶやく」こともあるでしょう。
しかし、まだまだそれは「つぶやき」なのです。
「つぶやき」であり、意見や考えの『発信』ではない。
その「つぶやき」に意思を乗せて、自分の考えを、世界にぶつけよう。
小さな一歩だけど、中高生に変えられることは多くある。
今この時代に中高生でいられることの奇跡。
勇気を持って、
発信から始めてみよう。
中高生のパワーを集めたら、気づいてくれる大人は必ずいます。大人を動かす力があります。一緒に動いてくれる大人がいます。
少しずつ、この輪が広がり、大きなエネルギーを持つことを、
強く、強く、願います。
世界には、本当に多くの課題が山積み。何に関心を持つか、
それはきっと、人それぞれ。
グレタ・トゥーンベリ さん
マララ・ユスフザイ さん