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【ボスゴリラーの野望X#経営】零細企業がエネゴリくんの役員を顧問にした話/前編

弊社(*以降、MG)が某エネゴリくん企業の元副社長を迎えて5月で丸1年が経ちました。
結果、更に1年の契約延長をお願いして、快諾?頂きました。

MGみたいな零細企業が大企業の元副社長を顧問にするのは中々レアな経験だと思ったので、記事にしてみました!^^

なお、顧問になって貰った際の記事はコチラです。
*この記事は、一部複製・再編集しています。

みなさんが気になっているのは以下かな!?っと思っていますが、どうでしょうか?

1.顧問はどういう人か?
2.顧問になった経緯?
3.顧問になった貰って理由
4.契約の時に注意した点
5.実際どの様な仕事をして貰っているのか?
6.顧問になってもらって良かったか?
7.あらためて顧問に話を聞いてみた

個人的には、6番が一番気になるかなぁと思っています。結論、良かったので契約を延長しているのですが、その辺り順を追って、話していきますね。

少し長くなりそうなので前半部分、


引き続き後半部分、
5.実際どの様な仕事をして貰っているのか?〜 7. あらためて顧問に話を聞いてみた
と前編と後編2本に分けて記事を書きたいと思います。

1.顧問はどういう人か?


ENEOSホールディングス株式会社の安達元副社長です。以下、安達さんの略歴です。
*MGの顧問なので”安達”と呼ぶべきかもしれませんが、普段は”安達さん”と呼んでますので、
ここでも”安達さん”でいきたいと思います。

【プロフィール】 顧問 安達 博治 (あだち ひろじ)
     略歴
2008年4月 新日本石油株式会社 執行役員
2012年6月 JX ホールディングス株式会社(現 ENEOS ホールディングス株式会社) 常務執行役員
2014年6月 東邦チタニウム株式会社 社外取締役
2015年6月 JX ホールディングス株式会社 取締役 常務執行役員
      国際石油開発帝石株式会社 社外取締役
      株式会社丸運 社外取締役
2020年4月 ENEOS ホールディングス株式会社 取締役 常務執行役員
      チーフデジタルオフィサー
2020年6月 ENEOS ホールディングス株式会社 取締役 副社長執行役員
      チーフデジタルオフィサー
      ENEOS 株式会社 取締役 副社長執行役員
      チーフデジタルオフィサー 社長補佐
2021年6月 ENEOS ホールディングス株式会社 理事
2022年5月    当社 顧問
2022年6月 株式会社 明電舎 社外取締役 現在に至る

超超一流ビジネスマンです。ボクには想像もつきません。苦笑)
安達さんは自分のことを「ENEOSの各製油所の元親玉」と表現するのが、私的には一番しっくりきています。
そんな安達さんがなぜMGの様な零細企業に入ったのか?皆さんには謎でしかないと思いますが、
その経緯を丁寧に紐解いていきたいと思います。

2.顧問になった経緯?


安達さんが顧問になった経緯を話すには、まずはENEOS様とMGとの出会いを紐解く必要があります。

ここで勘がいい人は、「ん?ENEOS様?」とピンときたかもしれません。 

はい、その勘は正しいです!^^
ENEOS様はMGのお客様でもあり、株主でもあるんです。エネゴリくんの企業とか言って、すいません!

ENEOS様との出会いは2019年のアクセラレータープログラム(以降、アクセラ)です。

引用元:https://jxtg2019.01booster.com/

その当時のMGはリリースしたてのカカナイ(厳密にはその前身のPro-Managerを改変版)を引っ提げて、色々なビジコンに参加しまくってました。w
その一環でこのアクセラにエントリーするに至ってます。確か160社位のエントリーがあったと聞いて、
その中の6社に採択頂いています。その当時の審査委員長が安達さんです。

ここが安達さんとボクの最初の出会いです!

もちろん、そのタイミングでは交わす言葉は一言二言位なもので、ここから安達さんと僕との接点は何もないまま約2年が経ちます。

アクセラの後は、ある製油所でカカナイを使った実証実験をさせてもらいながら、約4ヶ月間で4個の実例と導入効果も出て、
その後ENEOSさんから出資頂くことになりました。この辺りも気になる方は気になると思いますので、また別で書きたいと思います。

その間も安達さんは、私たちのプロジェクトの進捗などを陰ながら気に掛けてくれていたみたいです。有難いですねぇー。

そして、初めての出会いから約2年後、わざわざ弊社の大阪の事務所まで訪問してくれたんです。その日のことをとても良く覚えているのですが、まだまだ当初狭かった技術センターに来て頂き、今までの経緯やMGが取り組んだり、チャレンジしている内容を赤裸々にお話させて頂きました。

*安達さんが初めて訪問頂いた時の技術センター*

私が印象的だったのは、「当初は、こんなにENEOS内でニーズがあると思っていなかった。御社(MG)の可能性をとても感じている」と言う安達さんから頂いた言葉です。実際のENEOSさん内で使って頂いてるユーザーの声を聞いてくれて、本心で頂けてる感じがとても伝わり嬉しかったのを覚えています。

このMGの可能性を本気で感じて頂けてる!という感覚が、私の中で「顧問をお願いしよう!」という気持ちになれた大きなきっかけです。

3.顧問になって貰った理由


実は顧問になって貰う(というか、うちみたい小さい企業が顧問を持つべきなのか)のは相当迷っていて、色々な経営者に相談していたんですが、その中で最も参考になっていたのは、TBMの山崎社長(山さん)の以下の言葉です。
「出資会社で且つ顧客でもあるなら顧問になって貰った方が良いけど、やっぱり相性が一番大きい。井口くんがその方の人間性が良いと思うなら絶対になって貰った方が良い」
この言葉が僕の中で決め手となっています。山さん有り難う御座います🙏

引用元:https://tb-m.com/

とはいえ、具体的なメリット?期待?みたいなこともあって顧問をお願いしています。その主なるものが以下になります。

①.サービス向上へのアドバイス
②.カカナイの価値を伝えることへのアドバイス
③.私たちが持たないネットワーク
④.経営に対するアドバイス

前に書きましたが、安達さんは”各製油所の親玉”みたいな方なので、私たちがサービスを提供したい製油所のこと、そして各製油所毎の特性の違いも良く把握されています。「もっとこういうサービスだったら現場は喜ぶ」みたいなサービス向上へのアドバイスは当時1番期待していた部分かもしれません。

2番目に安達さんは大企業の役員をしていましたので、決裁権者のマインドを良く理解していると予測しました。ゴリラー*社員の呼称 が試行錯誤しているサービスの説明方法ついて、実際の決裁権者の視点で「伝わる or 伝わらない」や「こう言う説明の方が決裁しやすい」などの価値を伝えることへのアドバイス頂けるのでは?!と思っていました。

次に安達さんが持っているネットワークですが、これはどちらかというと副次的な期待でしかなかったと思います。ENEOS様内やそれ以外でのネットワークもお持ちと言う話は聞いていましたが、紹介して貰えたらラッキーぐらいの期待度だったと思います。

最後は経営に対するアドバイスについては、言うまでもなく経営者としての色々な経験がお持ちなので期待はしていましたが、それ以上に私の経営スタイルをよく聞いて尊重してくれるのが大きかったです。私的には経営は答えがなく、良い or 悪い以上にスタイルの違いが大きいと考えています。その辺り安達さんは、ENEOS様での成功体験を押し付けるのではなく、私の経営スタイルを尊重してくれる姿勢も顧問をお願いする理由としては大きかったです。

以上、(失礼な話)当時色々と期待して顧問契約を結ばせて頂きま

4.契約の時に注意した点


顧問契約は初めてでしたが、基本的に安達さんを信頼できたので、正直契約書にはあまり拘りがありませんでした。注意した点としては以下ぐらいでしょうか?

①.契約期間を1年とした
②.始め顧問料を低く設定した

本当にネットで”顧問契約”とか検索して、一番しっくりきた雛形にして少し修正したぐらいの1枚ものの契約書です。

①の契約期間1年については、みなさんどうでしょうか?長いと感じる?それとも短いと感じるんでしょうか?会社によっては、3ヶ月毎の契約書にして何時でも辞めれるスタンスで臨むところもあると思います。逆に3年ぐらいの長期でお願いする会社もあるんでしょうか?私も基本長く(3年ぐらいは)お願いしたいと考えていましたが、あまり長いとお互いなぁなぁになりそう?とか、1年に1回は内容を見直しのタイミングを用意して、お互いに緊張感をもちたい。具体的には、「もう1年お願いしたいです!」とか「一部契約内容を変更させて下さい!」みたいなことを話す期間を設けたいと思って契約期間を1年にしました。

②の顧問料が幾らかは流石に書けません。苦笑)
正直この額は迷いました。答えがないことですし、どれぐらい顧問をして頂く価値があるのか?も当時は推し測ることが難しかったです。周りの経営者仲間にも結構話を聞いたのですが、額も考え方もバラバラで一貫性がなかったので、結局は私の方で決めるしかありませんでした。

結果、失礼ながら当初顧問料を低く設定するしかなく、それでも(文句1つなく)了承して頂いています。「金じゃぁないんだよぉー」と言って頂いたのを覚えていますが、確かにMGみたいな零細企業の顧問はお金だけじゃぁーやってられないと思いました。そして、その安達さんの心意気が嬉しかったと同時にその期待に答えないといけないなぁーと責任をめっちゃ感じました。

始めは低く設定した顧問料ですが、その後1年後に当時の倍額に変更しています。1年間で顧問をして頂いて具体的な成果が上がって、価値を実感できた為ですが、この点成果実感をお互いに持ちながら顧問料を変更できるのも1年契約のメリットと言えると思います。

最後まで読んでくれて有り難う御座います🦍🦍

後編、5.実際どの様な仕事をして貰っているのか? に続きます。
後編は、23年8月23日に配信予定です。


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