『鎌倉殿の13人』のパネル展へ行ってきた
今年はご多聞にもれず『鎌倉殿の13人』にハマり、鎌倉にも修善寺にも行ってきた。そしてこの週末、家からごく近いところで、『鎌倉殿の13人』の等身大パネル展というイベントをやっていると聞いて、早速行ってきました。
場所は小田急線向ヶ丘遊園駅近く、生田緑地にある枡形山広場。
等身大パネルってどうして
役者さんは美男美女ぞろいなんだけど、等身大パネルになるとなんかねえ。不思議なトホホ感みたいなものが醸成される。
等身大ということだが、顔の大きさなんかが人によってずいぶん違う。
「これじゃうちの〇〇の顔が大きく見えるじゃないですか!」とかクレームを入れてくる芸能事務所もあったのではないか。
尼御台は白い頭巾をかぶっているのでトリミングしても自然ですね。
三浦義村が、はじっこでたくらみ顔をしているのもいい感じ。
まあ、あの人はいつもたくらみ顔ですけどね。
稲毛三郎重成さんの人生に思いをはせる
さておき、枡形山。
私はこのあたりの出身でもないので、特に思い入れもなかった。
近所のなんということもない山であって、それ以上でもそれ以下でもなく、昔ここにお城があったということも何かで見た気はするが、『鎌倉殿の13人』を見るまで、あんまり意識したこともなかったです。
枡形山の前身・・・というのか、枡形城の城主だったのはこの方。
稲毛三郎重成(いなげさぶろうしげなり)。
まあ、この方は役者さんなんだけどさ。
パッと出てきて、ちゃっと征伐されちゃいましたね。
城を構えて、北条時政の娘を嫁にもらって、我が人生まずまず安泰だと思っていたらあんなことになっちゃったんだろう。気の毒。
こういう人がこの地に生きて、美味しいもの食べて「美味しい」と思ったり、嫁さんや子どもをみて「かわいい」と思ったり、ともかく毎日それなりに生きていたのだ、そして鎌倉の歴史に飲まれていったのだと思うと、これまで何とも思っていなかった枡形山もぐっとありがたみが増す。
稲毛さーん!
何ということのなかった近所の山が聖地になるのだから、ストーリーの力というのは偉大ですね。
NHKのアンケートを全肯定
現地ではNHKがアンケートをやっていたのだが、これがまた「日ごろのNHKに対するイメージは?」「NHKの番組をどう思うか?」「このイベントでNHKに親しみが湧いたか?」みたいな感じで、リサーチャーの目指すところが非常に分かりやすく感じられるものであった。
かなり大きい組織だと思うけど、やっぱりNHKも存続の危機を感じているんですかねえ。やっぱり風の時代だから?
ともあれ、私はこういう場合にはできる限り主催者の意図をくんだ回答をすることにしているので、大体全部「大変そう思う」に〇をして帰ってきた。
「このイベントを人に薦めますか?」という質問に1から10までの数値で答えるネットプロモータースコア的なものも取っていたのだが、ばっちり10で答えましたよ。
私も仕事でアンケートをこさえることがあるが、正直言ってほしいことは決まってるんだもん。
さらに、現場ではNHKの職員らしき人が来場者に対応しており、「NHKの人も休みの日にわざわざ大変だなあ」と思ったことであった。
行楽日和の土曜日、仕事のことなんか忘れて、自分だって家族を連れてどこかへ行きたいだろう。
現場の人が頑張ってるのに、アンケートごときで(っていうのもなんだけど)水を差す必要ないもんね。
実際、パネル何枚か見ただけで、自分が住んでる地域に対する関心度と愛着がましましになりましたし、行ってよかったと思いましたよ。
マンガは面白かった
で、アンケートに応えたらこんな冊子をもらいました。
NHK横浜放送局のTwitterで連載していたマンガを、1冊にまとめたらしい。
というか、毎週発行していた(らしい)チラシをそのまま綴じただけっぽい。全ページの裏側にNHKの宣伝が載っている。
このざっくり感、いいな。
そして、このマンガがホントに面白かった。
歴史の勉強にもなるし(鎌倉時代だけだけど)、『鎌倉殿の13人』がらみの小ネタもたっぷりで、もらってきてよかった!
というわけで、もし小田急線沿線に住んでる人で、鎌倉殿好きで、明日時間があって、なんかいいイベントないかなあと思っている人がいたら、ぜひ枡形山に行って見てほしい、と思って急遽、noteのアカウントを開設してまで書きました。
生田緑地では「食の祭典」という大イベントもやっているよ。
ホントはこっちの方がメインかもしれん。
というわけで、NHKスゴイ!NHK頑張ってる!
これからも面白い番組をたくさん作ってください~。以上!