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【Day4-3】お寺の夜
ノルコム村の夜はソウルフルだった。
寒さで震えが止まらない僕に
「たちまち ラクシー」が提供される。
(広島の方言でとりあえずラクシー)
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暖房もないので、焚き木で暖を取る。
ここで風邪をひいては山に登れないため、煤だらけになりながらも体を温める。
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温めた体を維持するにはひたすら動くしかない。
みんなで歌を歌いながらダンスを踊る。
天空のディスコ
20曲くらいスピーカーの音量をMAXにして、火を囲んでダンスを踊る。
いくら騒いでも誰にも迷惑はかからない。
日本の窮屈さから解放された夜だった。
一緒に登ってきたニマ・シェルパが優しく、一緒に踊ってくれた。
そして、疲れ切った僕は小学生以来のお寺に泊まることになる
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僕が泊まったこの建物は若い兄弟が日本で苦労して働いて作っていたことを後から知ることになる。
2025.02.16
よっちゃん(mountain&socialwork)