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【政治】ある日の会話:TACってあるらしいじゃん?

会話

日本ってTAC(漁獲規制による水産管理)を導入してないよね。
海外では導入して水産資源が増えて両氏がもうかっているらしいのに、
日本って遅れているね。
いまだに入漁日で管理しているなんてね。
クジラとかサメとか捕食者を捕っても追いつかないくらいの量を
漁で撮っちゃうのだから、漁師がもうからないのも仕方がないね。
あとカニ旨いよね。

解説

TAC(漁獲可能量)は日本では平成8年(1996年)に
導入しているらしい。
(じゃあなんで年々漁獲量が減るような魚種が出るんだよ…)
国際海洋法条約からの国際的な資源管理の枠組みの
中で生まれた概念とのこと。

2024年現在では改正漁業法として運用されているらしい。
日本では非個別割り当て方式曰くダービー方式と
いうものを採用しており早捕り競争になって
小型魚まで撮り尽すという問題があったようだ。

他国では個別割り当て方式(IQ方式)と言う、
漁業者や船舶に漁獲量を割り当てる方式があるそうだ。

水産庁の資料によると、
漁獲量は各都道府県に分配されているとのこと。
対象は8魚種で最近追加されたのがクロマグロだ。

”漁獲可能量の設定は、生物学的許容漁獲量(ABC)がベースとなっているが、漁業者の経営状況等も配慮される。”
Wikipedeia(漁獲可能量)より

所感

資源量で管理しているのなら、
漁の時期をずらして船舶を共有とか休んでる時期は別の仕事をするとか、
働き方の多様性もありそうだけれど。
年々、漁での収益が増えていく形になったりしないのだろうか。

特にマグロは、
数年待てば100倍の体積になるという。
小さいうちに取らないと言う約束を作ることで、
未来の利益が増えるいいモデルだろう。

サンマは最近、中国の漁獲が増えているらしい。
焼き魚がおいしいって教えた人誰だよ。
国際的な枠組みで管理しないと難しい魚種も
あるそうなので、政治と密接につながる漁業という面で
今回はTACの話をした。
漁業がもうかる社会、おいしい魚をいつまでも食べられる社会。
そういうのが望ましいと私は思う。〆


※筆者は水産管理の専門家ではないので
間違い・修正点がある可能性があります。
ご注意ください。

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