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2年ぶり因縁のパリ 店員に勝った話
皆様こんにちは
パスポートの有効期限が1年を切ったため、パスポート更新のためにパリへ行ってきました。その際起こったお店の人とのプチやり取りについてお話しします。
2年ぶりで2回目のパリ。フランス留学を決めたきっかけとなった旅行以来です。なんといっても、海外旅行で初めて心すり減った思い出深い街でもあります。そのお話はこちらから。
そんなパリに行くのだから少し不安。そう思いながら早朝TGVに乗ってパリへ。僕の住んでいるところから約2時間で着きます。
パリについて感じたのは人の多さ。地方に住んで4ヶ月。パリの人口は故郷の大阪とあまり変わらないのですが、もうすっかり人混みにもびっくりするようになってしまった自分がいました。
そして都会特有の街の感じや人の態度に改めて、やっぱりフランス地方に留学を決めて良かったなぁと感じましたね。
午前中に大使館での手続きを済ませて、無事にパスポートを受け取りました。あとは、TGVの帰りの便まで自由時間です。
蚤の市に行ったり、古着屋を巡ったり、地方ではできないことを詰め込んで充実した1日でした。
さて、晩御飯を食べようと友人おすすめのケバブレストランにお一人様で入ったところから、今回の本題が始まります。
店内は広く、席もかなり多いレストランでした。人気なのかほぼ満席。ウェイターの仕事はテキパキしていて、お客さんの入れ替え等もスムーズにしていたことから人気な理由がわかったような感じがします。
僕も席に着くなり、さらっと注文を済ませて、料理を待っていました。注文したのは、ケバブプレート、飲み物にはメニューを見て気になった謎の飲み物。ウェイターに聞くと、少ししょっぱいのだとか。興味本位で頼んでみました。
料理を待っていると、注文を受けたウェイターとは別のウェイターから「飲み物は頼んだ?」と質問がきました。
うん。でも、飲み物の名前忘れてしまった。ごめん、名前忘れちゃった。なんやっけ。。
とフランス語で説明すると、
や。飲み物を頼んだか聞いてるねん。と若干イラつき気味に店員から返事が返ってきたのでした。
たしかに質問に対する答えになってかったかもやけど、さっきの答え方なら頼んだことになるやろ。そう思いながら、あぁ。失礼、飲み物頼んだよ。と返したのでした。
じゃあ、何頼んだ?と店員さん。なんや、さっき頼んだ飲み物の名前忘れた言うたはずやのに。。もしかしてさっきの僕のフランス語がおかしかったか?もう一度、飲み物の名前を忘れたことを伝えました。
すると、店員さんがイラつき気味に。イラつきながら英語で同じ質問をしてきました。
や。だから飲み物の名前忘れたんやて。たしかスペルAかYで始まったはずやで。とフランス語で返すと、
あぁ。そういうこと。なら、これちゃうかな。と出してきたのは、確かにスペルAから始まるAyranというトルコの飲むヨーグルトでした。
さっきのイラつきはどこえやら。ヨーグルトを置いて店員はサッと消え去ってしまいました。
2年前の僕ならフランス旅行のように狼狽えてたか、もしくは心がモヤモヤしながらご飯を食べていたかもしれないです。
もう何も感じない。普通のフランスでの会話なのです。そして、イラついた店員にも負けじとフランス語で全部お返事ができた。もうこれは勝ったも同然です。2年前に誓った店員を見返す願いが叶った瞬間でした。
フランスに馴染んできてる。そう思いました。
肝心の友人おすすめのケバブプレートは美味しかったです。しかもパリでプレート12ユーロというお値打ち価格。(もう金銭感覚もフランスに染まってきている。)トルコの飲むヨーグルトもしょっぱいけど好きな味でした。
そうして店をあとにして、コーヒーを飲もうとスターバックスへ。ここではフランス語のメニューの発音がうまくいかず、イケメンパリジャン店員にデカめの声で「ハァ?」とキレられましたがそれもスルーできました。(イケメンやのにそんな態度は勿体ないぞ!を添えて。)
まだまだいけるぞわい!!そしてパリはあんま好きじゃないかも!!
そう思いながら自分の住む街へ帰ることができたのでした。