『シロウトからみた広告の世界』を始めたワケ
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【シロウトからみた広告の世界】
広告代理店に新卒入社した、社会人1年目のシロウトが
広告をみて感じたあれこれを
真面目に、楽しく、時に生意気に綴っていくシリーズ。
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6/2から、『シロウトからみた広告の世界』というテーマで、
広告に関する感想や意見、分析したことなどを執筆し始めました。
今回は、それをどうして始めたのか?ということを
記録と、決意の意味で記していきたいと思います。
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私は、広告代理店に勤める1年目です。
入社式からリモートで、研修も配属後もずっとリモートワークをしています。
入社してから出社したのはたったの1回です。
リモートワークは個人的にすごく合っていて、
本来ならすごく長い通勤時間が自分のために使える。
そこで始めたのが、モーニングページ。
モーニングページとは、朝起きてすぐの頭がぼやぼやっとしている状態で頭に浮かんだことをすべてノートに書きだすという練習で、これをすることで頭がすっきりしたり、自分が心で思っている本当のことと向き合えるという効果があります。
モーニングページを書くことで、自分と向き合うことができて、
私は何がやりたいのか、どんな人間になりたいのか、これまでどんなことを妥協してきて、でも諦めたふりをして本当は何をしたかったのか、
そんなことを徐々に知ることができたんです。
そしてわかったのは、
私は、何かを本気で続けていないこと、成果を残せていないことをすごくコンプレックスに思っているのだということ。
特に大学時代に、「もっとやれたのに」という後悔がとても残っているのだということです。
事実だけ並べると、私の大学時代はとても充実しています。
サークルを楽しんで、恋愛して、授業もそこそこ真面目に取り組んで高校時代から目標にしていた学科に進学し、
デザインというなんともおしゃれな響きのなにかを学び、バイトも全力で取り組んで、無事第一志望の企業に就職しました。
でももっとやれた。
大学に入ったらダンスをやりたいと思っていたのに、サークルの体験に行ったらチャラチャラした先輩ばかりで怖くて入ることを諦めてしまった。
だけど文化祭でキラキラ輝く姿は実にかっこよくて、「私もああなりたかったはずなのに」と思う気持ちはいつしか妬みに変わっていった。
「デザインを学んでいる」ことがかっこよくて研究室に入ったけれど、色んなもののせいにして、本気で学ぼうとしなかった。その結果、「”一応”デザインを学んでいた」なんともダサい状態になった。
大学に入ったらおしゃれなカフェでバイトをするつもりだった。だけど、行きつけのカフェでそこまで仲良くない小学校の同級生がバイトを始めた。私の居場所だったのに、いつかここでバイトしたかったのに。そう4年間思い続けて、ついに、カフェでバイトをすることはなかった。
どうしてやり遂げられなかったのか。
どうして一歩踏み出せなかったのか。
「学生」という肩書をもう失うのだと自覚した4年生の後半から、
自分の大学生活が急につまらないものに思えました。
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「もっとやれた」と思う反面、
「悔しいけど、これが精一杯だった」と思う自分もいる。
「もっとやれた」と思うからこそ、
「なにくそ」と燃やし始めた気持ちがある。
それが、
「自分が関わった広告で、世の中の価値観を変えてみせたい」
「かっこいい仕事がしたい」
という気持ちです。
不純ともいえるでしょう。
でも、これが私の本心です。
そして、広告についていろいろな本を読みました。
その中で出会った、高崎卓馬さんの『面白くならない企画はひとつもない』という本に書かれていた「広告警察」という訓練方法を実践したくて
このnoteを始めました。
広告警察というのは、街中で目にした広告の長所や短所を考えるという遊びです。
どういう経緯でこの広告になったのだろう、オリエンはこんな感じかな、ターゲットはきっとこういう人たちだろう、じゃあもっとこうした方が売れるんじゃないか。
そんなことを考えるようにすると、企画脳を鍛えることができるのだそう。
分析が得意で批判的な思考回路をもつ私にはぴったりな訓練だと思いました。
でも脳内でやるだけでは思考が深くならなそうだし、1人でパワポにまとめてもいつか挫折しそう。
noteなら、知り合いは誰もいないけれど、もしかしたら誰かに見られているかもという危機感で続けられるかもしれない。
そんな思いで、『シロウトからみた広告の世界』を始めることにしました。
目標としては週5回、このnoteを執筆したいと思っています。
今週は月曜日に環境を整えたので、火曜日から初めて4回目の執筆でターンエンド。来週からは週5で書きたいと思います。
今日は広告警察ではなかったけれど、noteを書く習慣は途切れさせたくないのでこんな内容を書いてみました。
あとあと非公開にすると思いますが、、、とりあえずえいやっと投稿してみます。
この勉強方法を1年間地道に続けて、どこまで自分が成長できるかはわからないけれど、
とりあえずやらずに逃げる自分は卒業するために頑張りたいと思います。
やっててよかったと、言える日を夢見て。